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タイで若者のHIV感染に警戒、新規感染の3人に1人が15~24歳=Thansettakij報道

2026年9月14日 配信

HIVは免疫機能を低下させるウイルスの名前で、エイズ(AIDS)はHIV感染が進行し、免疫機能が大きく低下したことで特定の病気を発症した状態を指します。現在は適切な治療を受けることで、HIVに感染していてもエイズの発症を防ぐことが可能です。

タイの経済紙「ฐานเศรษฐกิจ(Thansettakij)」は2026年9月13日、タイではHIV新規感染者の約3人に1人を15~24歳の若者が占めており、2030年までの「エイズ問題の終結」という国家目標の達成に向けた大きな課題になっていると報じました。同日、英字メディア「The Nation」もThansettakijを情報源として同内容を英語で伝えています。



15~24歳が新規感染の約3分の1

Thansettakijは、AIDS Healthcare Foundation(AHF)Thailandのクリッサヤーム・アラヤウォンチャイ氏への取材をもとに、タイのHIVをめぐる現状を伝えました。

タイではHIV新規感染者は長期的に大きく減少していますが、若年層では依然として感染が大きな課題となっています。

AHF Thailandが2026年2月に公表した情報では、2025年に報告されたHIV新規感染者1万3,357人のうち35%が15~24歳で、96.4%がコンドームなどによる予防を行わない性行為に関連していました。

クリッサヤーム氏は、多くの人が感染リスクを知っていても、それが実際の予防行動に結びついていないと指摘。HIVだけでなく、梅毒など他の性感染症の増加についても懸念を示しています。

2030年の「エイズ問題の終結」へ若者対策が鍵

タイは2030年までに、HIV新規感染を年間1,000人以下、HIV関連死を年間4,000人以下とすることなどを目標に掲げています。

しかし、新規感染者の約3分の1を15~24歳が占める状況が続いており、若者がコンドームやHIV検査、感染前に服用する予防薬PrEPなどにアクセスしやすい環境を整えることが重要になっています。

Thansettakijは、治療体制の整備だけでなく、感染する前の予防や早期検査、HIVに対する偏見や差別の解消も必要だと伝えています。

※出典 ฐานเศรษฐกิจ(Thansettakij)「เยาวชนไทยติด HIV พุ่ง 1 ใน 3 โจทย์ใหญ่ยุติปัญหา ‘เอดส์’ ภายในปี 2573」 The Nation「Thailand faces its 2030 HIV target with youth infections still high」 AHF Thailand「กิจกรรมวันถุงยางอนามัยสากล 2026」