「カジュアル」Tシャツのバイク窃盗常習犯を逮捕、ドライバー1本で犯行繰り返す

タイ警察中央捜査局（CIB）は2025年8月19日、タイ北部ランパーン県を中心に多数のオートバイ窃盗を繰り返していた男を逮捕しました。容疑者は、バイク修理の経験を悪用し、特殊な道具を使わずドライバー1本だけで犯行を行っていたといいます。逮捕時には「カジュアル」と書かれたTシャツを着用していました。

捜査当局によると、容疑者は学生寮やアパートの駐輪場などを狙い、ハンドルロックをかけていないバイクを物色。目星をつけた車両に対し、ドライバーでフレーム部分を操作して配線を直結し、瞬時にエンジンを始動させて盗み出していました。盗難車両はその後分解され、部品ごとに中古品として売却されていたとみられています。

今回の逮捕は、CIB経済犯罪課が中心となって実施。バイク窃盗の被害が続発していたことから、証拠収集と監視を強化し、容疑者の行動を突き止めました。取り調べに対し、容疑者は手口について「ドライバー1本だけで可能だった」と供述しているということです。

警察は引き続き、盗難バイクの流通経路や背後関係についても捜査を進めています。