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タイでは2022年に入り約2万人のデング熱患者が発生、17人が死亡

2022年9月13日 配信

2022年に入り約2万人のデング熱患者が発生、17人が死亡

タイ保健省疾病管理局(DDC)は、2022年に入ってから約2万人のデング熱患者の発生を報告し、17人が死亡したと発表しました。2022年9月12日のタイ国営メディアNNTが伝えています。



デング熱は、蚊を媒介とする他の病気とともに、通常、雨季に発生します。疾病管理局は、疫学的な周期に従って、今年一年を通してデング熱の症例がさらに増えると述べています。

2022年1月1日から8月24日の間に、19,380人のデング熱の患者が報告されました。17人の患者がこの病気で亡くなりました。感染者数は前年の2.8倍です。

この期間に報告された患者の多くは5〜14歳の子供で、次いで15〜24歳の若年成人、そして新生児でした。

症例はタイの全地域で確認されていますがほとんどがメーホンソン、チェンマイで見つかっています。ターク、シーサケット、ウボンラチャタニで多く見られます。

疾病管理局は一般市民に対し、家や学校に水たまりを作らない、水入れに蓋をする、蚊が卵を産み付ける可能性のあるゴミを取り除く、などの対策を呼びかけています。これらの習慣は、デング熱やチクングニア熱、ジカ熱など、蚊が媒介する他の病気から身を守るのに役立ちます。

 ■Health authorities caution against dengue during rainy season|NNT

 

デング熱とは

デング熱は、デング熱ウイルスを所持する蚊に刺されることで感染。突然高熱が出て、激しい頭痛、目や関節や筋肉の痛み、食欲不振、嘔吐、咳、皮膚の発疹などの症状があります。さらに血液循環系の機能不全、腎臓および肝臓の機能不全、さらには死に至る可能性があります。なお症状が重くなる危険性が高いのは、糖尿病、肥満、高血圧、心臓病、喘息、アルコール依存症などを持つ人々。

デング熱は、蚊に刺されなければ感染には至りませんので、屋外では虫よけを利用するなど、ご注意ください。

【蚊を発生させない予防策】
1,蚊がとどまらないように、家の周りをキレイに保つ
2,家の周りのゴミを掃除し、ゴミは黒い袋に入れて口を結び、ゴミ箱に捨てる
3,水が貯まる場所を閉じる、花瓶や鉢の水は毎週交換する

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