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ベトナムのコーヒー文化

2015年9月20日 配信

ベトナムのコーヒー文化

近代に入ってから、ベトナムで はコーヒーの存在が多くの人々のライフスタイルに浸透してきました。年配の男性たちが朝からカフェに集まり、コーヒーを飲みながら政治や今日のニュースに ついて熱く語り合うのを見かけたと思えば、昼には、オフィスワーカーが午後の活力を求めて近くのコーヒーショップに列を作る光景はよくある日常のひとコマ です。夕方から夜にかけては、若者や大人たちが友人や家族とコーヒーを片手に交流を深め、時にはそのままカラオケパーティーに突入することも。

コーヒーは、ベトナムの伝統的な文化の一部を担っているかのように見えますが、実際にコーヒーが多くの人々に知れ渡ったのは、1800年代中頃にフランスによって初めて紹介されたのが始まりです。現在、ベトナムは世界で2位のコーヒー輸出国であり、国内でも非常にたくさんの量が消費されています。

ベトナムで栽培されているコーヒーのほとんどは、ロブスタ種です。生豆が黒味を帯び、油脂が浮くまで低温で長時間に渡って炒り続けます。このフレンチローストと呼ばれる焙煎により、芳醇で香り高く、そしてほのかにチョコレートの香りがするコーヒーが生まれるのです。

ベ トナムコーヒーは、「フィルター」に由来する「フィン」と呼ばれるシンプルな道具を使って作られます。「フィン」はカップの形をした金属の濾し器のような ものです。挽いた豆をカップに入れてから、小さな穴が無数に開いているタンパーで強く押しつけ、コーヒーカップの上に「フィン」を乗せてから沸騰したお湯 を注ぎます。お湯がゆっくりとフィルターを通って、コーヒーカップに落ちてきます。ゆっくりと、ぽたり、ぽたりとお湯が落ちてくることによって、コーヒー 豆の香りとカフェインがしっかりと抽出され、濃く、薫り高いコーヒーが出来上がるのです。

ベ トナムコーヒーは、牛乳、クリーム、砂糖を加えて飲むよりも、コンデンスミルクをたっぷり入れて飲むのが最高です。あらかじめコンデンスミルクをグラスに 入れ、その上にコーヒーを落とします。コンデンスミルクとコーヒーは、マドラーで混ぜるまでは混ざり合いません。この組み合わせは、ホットでもアイスでも 良く合います。アイスの場合は、温かいままのコーヒーに氷を添えて出すのがベトナム流です。

コーヒーと聞くと、大半の人はエスプレッソやアメリカン、カプチーノを思い浮かべるでしょう。ただし、ベトナムのコーヒーショップでは見覚えのあるコーヒーを 見かけることはなかなかありません。そのかわり、濃くてクリーミーなベトナム流のコーヒーの数々を発見できるはずです。

喧騒的なストリートのカフェから静かな屋内カフェまで、ベトナムでは至るところにコーヒーショップを見ることができます。そしてどのカフェにも人々が集ま り、活き活きとした交流の場となっています。ベトナムコーヒーを知ることで、ベトナムの文化に触れるだけでなく、新しいコーヒーの味わい方を発見できるは ずです。

【2012年11月22日