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タイ東北部4県で「類鼻疽」の感染者570人、45人死亡~土や水から感染する細菌感染症

2026年10月23日 配信

タイ保健省疾病管理局第9地域疾病予防管理事務所(ナコンラチャシマ)は2026年10月22日、タイ東北部の4県で、土壌や水を介して感染する細菌感染症「類鼻疽(るいびそ、メリオイドーシス)」の患者が今年に入って570人確認され、45人が死亡したと明らかにしました。タイのカオソッドなどが報じています。



感染者が報告されたのは、ナコンラチャシマ県、チャイヤプーム県、ブリラム県、スリン県の4県です。集計期間は2026年1月1日から10月22日までで、確認された患者のうち約7.9%が死亡しています。

類鼻疽とは? 雨季や洪水後に感染リスク

類鼻疽は、土壌や水中に存在する細菌「バークホルデリア・シュードマレイ」による感染症です。タイでは「โรคไข้ดิน(ローク・カイディン)」と呼ばれ、農作業や水田での作業、洪水後の清掃などで汚染された土や水に触れることで感染する可能性があります。

主な感染経路は、皮膚の傷口からの侵入、汚染された水の摂取、土壌由来の粉じんなどの吸入です。高熱、せき、呼吸困難、皮膚の膿瘍などが現れることがあり、重症化すると敗血症を引き起こし、命に関わる場合もあります。

特に農業従事者や糖尿病などの持病がある人は注意が必要です。

長靴や手袋の着用を呼びかけ

保健当局は、農作業や洪水後の清掃などで土や泥水に触れる場合、長靴やゴム手袋、長ズボンなどを着用するよう呼びかけています。また、皮膚に傷がある場合は、傷が治るまで土や水との接触を避けることが推奨されています。

土や泥水に触れた後、2日以上高熱が続く場合や、せき、息苦しさ、皮膚の腫れや膿などの症状が現れた場合は、自己判断で薬を服用せず、速やかに医療機関を受診し、土や水に触れたことを医師に伝えるよう求めています。

類鼻疽は適切な抗菌薬による治療が可能ですが、早期の診断と治療が重要です。

※出典
Khaosod(2026年10月22日)
タイ保健省(類鼻疽の感染経路と予防策)
タイ疾病管理局(類鼻疽の疾病解説)