THAILAND HYPERLINKS ไทยแลนด์ ไฮเปอร์ลิงค์ タイ旅行やタイ生活とタイエンタテイメントのポータルサイト

バンコクで「100年に1度」の高潮洪水、2050年には数年に1度発生の恐れ

2026年10月23日 配信

タイの首都バンコクで、これまで「100年に1度」とされてきた規模の高潮による洪水が、2050年には数年に1度発生する可能性があることが分かりました。アジア開発銀行(ADB)が2026年10月21日に公表した気候変動に関する報告書で指摘したものです。



海面上昇で高潮洪水のリスクが拡大

ADBが発表した「アジア太平洋気候報告書2026」によると、地球温暖化による海面上昇などの影響で、バンコクをはじめ、インドネシアのジャカルタ、インドのムンバイやコルカタなどで、深刻な沿岸洪水の発生頻度が高まると予測されています。

高潮による洪水とは、海面が通常より高くなることで、沿岸部や河口付近などが浸水する現象です。バンコクではチャオプラヤー川の水位上昇にもつながる恐れがあります。

報告書では、2050年までにアジア太平洋地域の多くの沿岸部で海面が20~35センチ上昇すると予測。さらに今世紀末には、現在の「100年に1度」規模の沿岸洪水が、毎年発生する可能性もあるとしています。

洪水被害は2050年に現在の6倍以上に

ADBの推計によると、アジア太平洋地域の沿岸洪水による年間経済損失は、現在の約270億ドルから、2050年には約1,720億~1,990億ドルに拡大する可能性があります。

ただし、これは十分な対策を講じなかった場合の予測であり、バンコク全域が水没するという意味ではありません。

ADBは、防潮施設の整備や都市計画への洪水リスクの反映など、長期的な対策の必要性を強調しています。

※出典
アジア開発銀行(ADB)公式発表
ADB アジア太平洋気候報告書2026
The Nation(2026年10月22日)

 

▼関連記事
2100年までにタイ湾の海面が最大1.89メートル上昇か、バンコクに迫る水害リスク