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山火事で母親とはぐれた子ホエジカ、森へ帰還 「人に慣れすぎて心配」の声も

2026年9月6日 配信

タイ国立公園・野生動植物局の広報Facebookは2026年9月5日、山火事で母親とはぐれ、ラムカムヘン国立公園で保護された子ホエジカの成長について紹介しました。投稿では、約5か月にわたる保護を経て、野生動物として生きていくための訓練が進められている様子が伝えられています。



子ホエジカが保護されたのは4月13日。スコータイ県ラムカムヘン国立公園のカオルアン周辺で山火事が発生した際、生後わずか3~4日ほどのメスの子ホエジカが、濃い煙の中から消火活動中の職員のもとへ近づいてきました。

母親とはぐれたとみられ、体を震わせるなど弱った状態だったことから職員が保護。獣医師らによる健康管理を受けながら、ミルクや成長段階に合わせた植物などを与えられて育ちました。

野生復帰に向けて重視されたのが、人間への依存を減らし、野生動物としての本能を取り戻すことでした。

自然に近い環境で飼育し、人間との接触を徐々に減らすことで、周囲への警戒や自然の中で生きるための行動を身につけさせる取り組みが行われました。

9月5日のFacebook投稿には多くのコメントが寄せられましたが、中でも目立ったのが、人間に慣れた子ホエジカを森へ戻すことへの心配の声です。

「人に慣れているので、密猟者のところへ自分から近づいてしまわないか心配」

「まだ幼いのに、一頭で森に戻って大丈夫なのだろうか」

「職員と一緒に暮らして人に慣れているなら、保護施設の周辺で暮らした方が安全なのでは」

「追跡用のチップや発信器を付けるのだろうか」

といった意見が投稿されています。

一方で、「自然が与えた命を自然へ返すこと以上に大きな贈り物はない」「森に戻っても無事に生きてほしい」など、野生復帰を支持しながら成長を願う声も寄せられました。

なお、9月5日の投稿ではこれから野生復帰を目指すような内容になっていますが、国立公園・野生動植物局はすでに8月1日、この子ホエジカをラムカムヘン国立公園の保全区域奥部で自然へ返したと公式発表しています。

公式発表によると、保護期間は111日間。放獣時には健康状態も良好で、周囲を警戒する能力を備え、野生動物として自然な行動を示すまでに成長していたということです。

国立公園側はまた、保護区域で発生する山火事について、狩猟や林産物採取を目的とした森林への火入れが原因となるケースがあるとして、山火事防止への協力を呼びかけています。

※出典
PR กรมอุทยานแห่งชาติ สัตว์ป่า และพันธุ์พืช(Facebook・2026年9月5日)
กรมอุทยานแห่งชาติ สัตว์ป่า และพันธุ์พืช「111 วันแห่งความผูกพัน ! อุทยานฯ รามคำแหง ส่ง “ลูกเก้งเขาหลวง” คืนสู่ป่าลึกอย่างปลอดภัย หลังรอดชีวิตจากมหันตภัยไฟป่า」