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タイの元人気歌手ブライオニーさん、シンガポール航空を提訴 機内食の串から剥がれた木片で声帯損傷と主張

2026年8月3日 配信

タイで歌手として活躍し、日本でもCDデビューしたブライオニー・スマイスさんが、シンガポール航空の機内食に使われていた木製の串から鋭い木片が剥がれ、のどや声帯を負傷したとして、同社を相手取り米国の連邦裁判所に訴えを起こしました。各報道が伝えています。

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米カリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所の訴訟記録によると、ブライオニーさんは2026年7月24日、シンガポール航空を提訴しました。事件番号は「2:26-cv-08216」で、航空機内での人身傷害をめぐる訴訟として登録されています。

なお、訴状に記載された内容は原告側の主張であり、現時点で裁判所が事実として認定したものではありません。

チキンサテの串から木片、約3.8センチを吐き出す

The Independentが訴状の内容として伝えたところによると、問題が起きたのは2024年7月28日。ブライオニーさんは、シンガポールから米ロサンゼルスへ向かうシンガポール航空便のビジネスクラスに搭乗していました。

機内食として提供されたチキンサテを食べていたところ、木製の串から鋭い木片が剥がれ、気付かないまま飲み込んだと主張しています。

木片がのどに引っかかり、激しい痛みやせき、窒息するような感覚に襲われ、最終的に長さ約1.5インチ、約3.8センチのギザギザした木片を吐き出したとしています。

声のかすれや痛みが続いたと主張

訴状によると、その後も、のどの違和感、声の疲れ、かすれ、締め付けられるような感覚、長時間話したり歌ったりした際の痛みが続いたとしています。

耳鼻咽喉科を受診したところ、鋭利な異物による負傷と一致する声帯の傷や損傷が確認されたと主張しています。

ブライオニーさん側は、通常の方法で機内食を食べており、本人に落ち度はなかったと主張。治療費や収入の減少、将来の仕事への影響、精神的苦痛などに対する損害賠償を求めています。

シンガポール航空側の正式な反論は、確認できる裁判記録にはまだ掲載されていません。

タイで人気歌手として活動、日本でもCDデビュー

ブライオニーさんは、タイ語名をブライオニー・ロートポートーン・スマイス(ไบรโอนี่ รอดโพธิ์ทอง สไมท์)といい、1998年にアルバム「BRIOHNY」で歌手デビューしました。

その後、「BLACK briohny」「CLOSE-UP briohny」「My Briohny」などのアルバムを発表し、1990年代後半から2000年代初めにかけてタイの音楽界で活躍しました。

日本でも2003年11月に「ア・ポケットフル・オブ・ドリーム」をリリース。パナソニックの携帯電話のCMに登場したことでも知られています。

タイランドハイパーリンクスでは2016年、特集記事「日本でデビューしたタイ人歌手にはどんな人がいますか?」の中で、日本でデビューしたタイ人歌手の一人としてブライオニーさんを紹介しています。

歌手活動を離れた後は米国を拠点にヨガ講師として活動。本人の公式Instagramでも、自身をタイの元ポップスターと紹介しています。

今回の訴訟では、歌手や講師、講演者としての仕事が声に大きく依存しているとして、声帯の負傷が仕事に深刻な影響を及ぼしたと訴えています。

※出典
米カリフォルニア州中部地区連邦地方裁判所「Smyth v. Singapore Airlines Limited」訴訟記録
The Independent「Former child pop star sues airline over chicken skewer splinter」
タイランドハイパーリンクス「日本でデビューしたタイ人歌手にはどんな人がいますか?」