タイに違法入国のミャンマー人108人を乗せたトラックを摘発

タイ警察中央捜査局（CIB）は2025年10月13日、違法に入国した外国人労働者を運搬していた6輪トラックを摘発したと発表しました。トラックはナンバープレートを付けておらず、車内から108人の外国人が見つかりました。

調べによると、トラックはカンチャナブリ県サンクラブリ郡の自然ルートを経て、不法入国した外国人を乗せていたといいます。警察が不審車両を停止させて検査したところ、車両の後部には密閉型の荷台が設けられ、換気用の穴が開けられていました。その中に男女合わせて108人（男性70人、女性38人）のミャンマー国籍の人々が詰め込まれていました。いずれも身分証などの書類を所持していなかったということです。

運転していた男は、違法入国者であることを認識しており、カンチャナブリ県トンパプーム地区の森から運ぶよう依頼され、7,000バーツの報酬を受け取る予定だったと供述しています。外国人らは、仲介業者に1人あたり2万〜3万5,000バーツを支払い、タイに入国したと話しています。目的地はサムットプラーカーン県やサムットサーコーン県などの工業地帯で、一部はマレーシアへの渡航を計画していたとされています。

警察は運転手および外国人108人を拘束し、関係書類とともにカンチャナブリ県警に引き渡しました。今後、不法入国および不法支援に関する罪で法的措置を取る方針です。