カオラックでドイツ人夫婦が襲撃被害、屋根から侵入の男を捜索中

タイ南部パンガー県タクアパ郡カオラック地区で2025年10月11日未明、ドイツ人夫婦の住宅に何者かが侵入し、2人が頭部にけがを負う事件が発生しました。警察が侵入経路や犯人の行方を捜査しています。各報道が伝えています。

警察によると、通報を受けたのは午前2時ごろ。現場はクーックカック地区ソイ・カオウォン内の住宅で、侵入者は建物裏手の屋根瓦を外し、台所の天井を通って屋内に入り込んだとみられます。寝室では酒の瓶が凶器として使われ、ベッドや床には血痕が確認されました。

被害に遭ったのはドイツ人の男女（61歳と58歳）で、頭部を打撲しながらも命に別状はなく、カオラック・メディカルセンターで治療を受けています。夫婦は就寝中に襲われたと説明しており、犯人の顔は確認できなかったと話しています。犯人はその後、台所の窓から逃走したとみられています。

現場ではパンガー県警の鑑識チームが、指紋やDNAなどの物証を収集。カオラック警察署の捜査官が中心となり、周辺の監視カメラ映像などから犯人の特定を進めています。

警察は、単独犯による強盗または侵入目的の犯行の可能性が高いとみて、引き続き捜査を続けています。