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伊豆田莉奈 独占インタビュー in チェンマイ~CGM48劇場はどこ?そして現在のCGM48の姿とは?

2024年05月24日
カテゴリー: タイスターズ

伊豆田莉奈 独占インタビュー in チェンマイ~CGM48劇場はどこ?そして現在のCGM48の姿とは?

日本のアイドルグループAKB48の海外姉妹グループは2024年5月現在、JKT48(インドネシア・ジャカルタ)、BNK48(タイ・バンコク)、MNL48(フィリピン・マニラ)、AKB48 Team SH(中国・上海)、AKB48 Team TP(台湾・台北)、CGM48(タイ・チェンマイ)、KLP48(マレーシア・クアラルンプール)の7組。
ご覧の通り、他国・他地域には各1組ながら、タイには首都バンコクのBNK48、そしてタイ北部の古都チェンマイにCGM48がいる。

日本の48グループが主要都市にあるように、タイでは2組ではあるものの、きわめて日本に近いスタイルで主要都市に姉妹グループがいる形となっているのだ。
それではCGM48には劇場はあるのか?
タイランドハイパーリンクスでは2022年9月、AKB48からバンコクのBNK48に移籍し、その後、CGM48に移り支配人兼メンバーとして頑張っている「いずりな」こと伊豆田莉奈さんの超ロングインタビューを行っている。
その中で彼女が「劇場ができることがCGM48の悲願である」ことを語っており「劇場ができるまでは絶対に卒業できない」とも話していた。
それくらい、いずりなさんにとって、CGM48の劇場ができることは大切な事だったのだ。

その後も、タイフェスティバル東京2023(遊びに来ていた)やT-POP Showcase Tokyo 2024(いずりなさんはMCを担当)で再会する中、「チェンマイに来たらまたタイランドハイパーリンクスさんで取材を」が合言葉のようになっていた。

時は流れ、2024年5月、チェンマイに降り立った筆者と編集長。

「2023年劇場が完成。でも劇場ではなくライブスペース」
「CGM48以外も使う」
「場所は空港に近い」

編集長からの情報は、以上。
えっ?どんな場所なの?
これはプレスリリースを掲載するより、支配人のいずりなさんに、全部直接お話しをうかがった方が、ファンの方も嬉しいんじゃないの(笑)?

他にも気になることはたくさんある。
現在タイでCGM48を取り巻く音楽シーンの状況は?
メンバーが増えていると言う、CGM48最新の情報は?
…気になるあれやこれを全部聞いてしまうことにした。



場所はローカル度高し!セントラル・チェンマイエアポート

チェンマイが大好きな筆者。でも空港近くには到着時と帰国時にしか近寄らない。うだるような暑さの中、ぬいぐるみの頭を外して踊るおじさん、日本語を話す上にとっても優しいマクドナルドの店員さん、「大丈夫なのか?」と心配するほどケタ外れの割引率で、バーゲン開催中のイベントスペース、意外と美味しい寿司カウンター、まるで常にお祭りのような屋外フードコートなどなど、セントラル・チェンマイエアポートがただのショッピングセンターだと思ってみたら大間違い。

 

観光客の多いおしゃれエリアやナイトマーケット、ショッピングモールでは出会えないローカルな雰囲気が漂い「なんて素敵なの!チェンマイ滞在中でもちょくちょく遊びに来たいわ!」と、駆け出し、取材を忘れかけるくらい、探検したい場所だった。

観光用の顔を見せない素顔のチェンマイって、実はこんな場所なんじゃないだろうか。しかも空港に近いから、公演だけ見に来る熱烈なファンにも優しい立地。

そんなセントラル・チェンマイエアポート横の建物の2階に、イベント出演の多いCGM48が、あくまでも自分たちだけの公演で利用できる場所、「劇場」的存在の「Muan More Space」が存在する。
ホールスタッフに通されたステージの前で、ちょっとマイクを持って歌真似をしながら(おい!)いずりなさんを待っていると…
「わざわざチェンマイまで来ていただいて、ありがとうございます!」と言う声とともに、お馴染みの優しい笑顔で彼女が現れた。

 

CGM48悲願の場所だった

ーー2022年のインタビューで、りなさんは「劇場ができるまでは卒業はできない」って言うくらい、劇場ができることを心待ちにしていたじゃないですか。あの記事の反響が大きくて、「じゃあ劇場ができちゃったら…」みたいな話もファンの方の間では出てたみたいですね。

いずりな:(笑)…できちゃったら。ああー、しかも、私が言ってますね(笑)。
まあ、AKB48に7年いて、2024年の7月でタイに来て8年目に入るんです。だから7年、7年で活動歴は日本もタイも同じ年数なんですよね。さすがに劇場が欲しかったです。

ーーえ?もうそんなに経ちますか?

いずりな:そうなんですよ。あっという間です。
AKB48にいた頃は、出演は劇場がメイン。研究生の頃なんて、劇場に出る事が当たり前。歌って踊るのがアイドルだし、毎日ステージに立ってパフォーマンスできることが幸せで、それがやっぱりAKB48だと思っていたんですよね。他のアイドルグループにはないことじゃないですか。自分たちだけのライブができることがAKB48グループの醍醐味なんですよ。

ーーこれまでは、CGM48ではそれができていなかったってことですもんね。

いずりな:ショッピングセンターでのイベントや大きな音楽イベントなどに出演させてもらうことが多かったですね。その場合、構成上6人単位になってしまうんですよ。地方には交通費の問題もあるから大人数では行けないし、ライブ配信で話したりって言うお仕事はあっても、全員でお客さんに間近でパフォーマンスを見せることができない。
そのせいなんですかね。日本のAKB48グループと比較すると成長が遅く感じてしまって。それはメンバーも同じように感じていたことなんですよね。
ずっと悔しい思いをしていました。

ーー環境が違いすぎますね。

いずりな:CGM48が仕事で日本に行く時には、AKB48の劇場見学もさせてもらえるんですけど、みんな「いいなあ!私たちもこんな大きい舞台で、何十曲もパフォーマンスしたいなあ」って言う子も多いんです。だからいつになったら、その喜びを経験させてあげられるんだろうって思っていたんですよね。

 

「劇場」ではなく大規模ライブスペース

ーーそして2023年11月、CGM48が所属するiAMが手がけた「Muan More Space」ができたんですよね。CGM48にとっては「劇場」と呼んでも良いでしょうか?

いずりな:CGM48が一番多く使わせていただいているんですけど、専用ではなく、そしてライブスペースというか、イベントスペースなんです。

ーーチェンマイもそうだけど、タイってよほどの大スターが大ホールでコンサートする時以外、レストランとかで飲食しながらライブを見るイメージがあります。

いずりな:そうなんですよ(笑)。そうなるとお客さんが「お酒」を飲んでいる場合もありますよね。私たちはそうもいかないじゃないですか(笑)

ーー見たくないですね~(笑)。お酒を飲んでいるお客さんの前でパフォーマンスするCGM48。

いずりな:チェンマイにも有名なアーティストさんがいるし、純粋に音楽だけを聴いてくれる場所で公演したいアーティストさんもいます。BNK48はもちろん、バンコクからチェンマイにライブに来るアーティストさんも、なかなかこのレベルの音響、照明、キャパのホールがないので、使いたい人も多いんです。
あとはチェンマイの学校のサークルや、舞踊の発表会とか、地域のアートの発表の場にも使えます。
「Muan More Space」はチェンマイのメインのライブスペースになる事を目的に作られた場所なんですよね。

ーーホールの完成から約半年ですね。ちなみにCGM48の出演はどれくらいの頻度なんですか?

いずりな:他のお仕事も多いので、毎週はできないですね。月に2~3回?できないこともあります。それでも、自分たちだけが出演して、メインでパフォーマンスできるライブハウスができたことは本当にうれしいですし、メンバーもお客さんも近いからテンションが上がります。

ーーAKB48の劇場や、あと、以前あったBNK48の劇場は、メンバーの写真が飾ってあったんですけど、そういう仕掛けはあるんですか?

いずりな:公演の日は写真を飾りますよ。他の日は裏にしまってあります(笑)。

ーー写真があるとないとじゃ「劇場感」が違いますもんね。写真があって良かった(笑)。自分たちだけを見に来てくれるお客さんを前に、十数曲も披露できる環境ができただけでも凄い!

 

毎回飽きさせない細やかな演出は「Muan More Space」ならでは

いずりな:CGM48が劇場公演する日は、毎回来てくださる方もいるんですよ。バンコクに住んでいる日本人の方も来てくれますよ。
曲自体は同じなんですけど、アンコールの何曲かを変えたり、昼公演、夜公演何曲か変えていますね。

ーーえ?1日で2回公演してるんですか(呆然)?それで違う面を見せるなんて大変そう。

いずりな:まあ、細かい所なんですけど、ファンの方が喜んでくださる演出にしています。
日によって誰がどのユニット曲を歌うか変えてみるとか、昼公演は髪形がストレートだったけど、夜は巻いています(笑)!とか、MCで話すことを変えてみるとか。毎回来ている人でも「あっ!いずりな今日は別のユニット曲のグループに入ってる!」みたいに、驚かせる演出をしています。
専用のライブスペースなので、メンバーの魅力が伝わりやすくなりましたね。

ーーこのステージには全メンバーが出演するんですか?

いずりな:このステージにメインで出演しているのが12人で、ユニット曲が5曲あります。

ーーかなり慌ただしいですね(笑)。

いずりな:そうなんですよ(笑)。12人でユニット曲を5曲をまわすと、2ユニットに出演するメンバーも出てくるから、大変!

ーーそういうことができるのは、やはり自分たちのファンだけが見に来てくれる場所ならではですね。

いずりな:ファンの方たちは、私たちに会いに、お金を払ってわざわざ来てくれている。そういう方たちだけに見せる特別感があります。

ーー日本の48グループのファンの方もそうなんですけど、タイの48グループのファンの方も、一人ひとりを凄く細かく見ている方が多いように思います。タイフェスティバルの会場でファンの方を見ていても、一生懸命応援していて、情の深さを感じました。

いずりな:そう!凄く見てくださっているんですよ。後ろの方でちょっかい出し合ってふざけているメンバーのことまでよく見てるから(笑)。
そういうことができるのもこのスペースでの公演ならではなんですよね。
例えばショッピングセンターのイベントだと、観光客の方とか、タイ人の方でも、CGM48に興味のない人が「なんだ?なにやってるんだ?」って見に来ますよね?だからファンとメンバーしかわからないような演出はできないんですよねえ。

 

CGM48のオーディションは厳しい!チームワークを大切にする支配人

ーーCGM48も研究生が増えて大所帯になっているそうですね。

いずりな:今全員で25名ですね。しかも3期生のオーディションも進行中で、候補生のお披露目中です。

ーーへぇ!何人採用予定なんですか?

いずりな:もしかしたら夏ごろには、3期生をお披露目できるかもしれません。
現時点(2023年5月23日)で候補生は17名。私は16名は欲しいなって思っているんですけど。

ーーお披露目されているのに落とされちゃったらかわいそうな気が…(笑)。

いずりな:そうなんですけどね(笑)。でも、オーディションも話題の一つになっているので、かわいそうなんですけど、仕方がないです。候補生もやる気が出ますし。
それに私が16名ほしくても、そんなに入れないと思うんですよ。
CGM48は寮生活している子が多くて、レッスンも1期生、2期生分けないで全員でやってるんですね。だから団体行動が苦手な人は、CGM48のスタイルに合わないこともあって…。私は集団生活や団体行動ができるかっていう側面を重視してオーディションをしています。

ーー可愛くて歌がうまくて、ダンスが上手いだけではCGM48になれないんですね?

いずりな:そう。団体行動ができるかどうかの方が大事だと思いますね…。
それだけではなくて、時々、空気の読めない人っているじゃないですか(笑)。個人のアーティストなら、それも個性で魅力になるんですけど、CGM48は全員本当に仲が良いんですよ。その中に新たに加わって、せっかく作り上げた良い雰囲気が乱されてしまうかもしれない。
同じ場所で生活して先輩とうまくいかないっていうのは、仕事もやりづらいし、生活も楽しくない。採用された方も苦しいだけです。

ーーさすが支配人ですね。全体を考えてる!

いずりな:あとは…これは私の場合ですけど、オーディションを待っている時の候補生の態度を見ていますね。
私はCGM48のメンバーに、お客さんはもちろん、メイクさんやホールのスタッフさん、裏方さんに対してもきちんと挨拶してねって教えています。そのことで「わあ、CGM48の子たちって、礼儀正しくてかわいいね」と思ってもらえる。そのことで、お仕事が増えていくじゃないですか。新しく加入したメンバーにも、それは教え続けていることですね。

 

チェンマイらしさをすべて詰め込んだCGM48

ーー日本の48グループもそうなんですけど、各都市の色が出てるじゃないですか。AKB48なら秋葉原、NMB48なら難波。
私はチェンマイが大好きなので、チェンマイに何度も通っているんですね。だから、日本から来たAKB48グループの文化が、CGM48としてチェンマイに根付いていることが嬉しいんです。
だからこそ勝手にチェンマイらしさを全面に出したアイドルでいてほしいな、とか期待しちゃって(笑)。

いずりな:わあ、嬉しい(笑)。

ーーチェンマイの素朴さ、可愛らしさがそのまま出ている人たちが、チェンマイらしい曲を歌うアイドルだったらいいなって(笑)。なんだかすみません。チェンマイが好きすぎて。

いずりな:目指しているのは本当にそういうアイドルグループです。
例えば、1期生のカニンっていう子は、チェンマイで一家総出でパッタイ屋さんを営んでいる、とっても素朴な女の子だったんです。でもCGM48に入ることで、アイドルになって、センターになって。そんなストーリーのあるメンバーがいるグループなんですよ。
美人で芸能人みたいだ!っていう女の子じゃなくてもアイドルって、人気者になれたり、目をかけてもらえたりするんですよね。

ーー素敵ですね。

いずりな:チェンマイの女の子って、バンコクの女の子ほどませていない、素朴な女の子が多いと思うんです。そういうイメージのメンバーを選ぶようにもしています。そして、そんな子たちが成長していって、垢ぬけていくのを見守っていけることも、魅力だと思います。
候補生のオーディションに立ち会うようになって思うのは、「この子はBNK48のメンバーっぽいな、この子はCGM48の方がいいな」って言うのは、凄くあります(笑)。

 

ガールズグループがライバル?戦う相手はそこじゃない

ーー今タイではK-POPが流行っていたり、日本のシティポップの影響を受けつつも、タイ独自のT-POPが復活してタイで大人気になっていますよね。また、それを歌うガールズグループや、K-POPの要素をアレンジに取り入れたT-POPを歌うグループも出てきたり。CGM48やBNK48を取り巻く環境も、随分変わってきたと思いますが、そのあたりはどう捉えていますか?

いずりな:ガールズグループが増えているのは事実なんですけど、わたしたちとはダンスも曲調も全部違うんですよね。T-POPが復活し始めた頃って、もっとK-POPに近い印象を受けたんですけど、今は本当にタイのオリジナルのメロディが多いなと思います。
私がタイに来た頃はタイはJ-POPブームだったんですよ。その後、K-POPがガーンと来て、少し落ち着いたころ、T-POPが復活して。
T-POPって本当は昔からタイにあったんですけど、日本のロックブームや、J-POP、K-POPが流行って、目立たなくなってしまったんですよね。
例えば、今流行っている4EVEを最初に聴いた頃は「K-POPっぽいのかな?」って思ったけど、全曲がそうじゃない。同じ事務所のボーイズグループのPROXIEはファッションがK-POPアーティストっぽいだけで、曲は凄くタイっぽい。
T-POPって語れるものではないと思うんです。本当にジャンルが広いなあって思っています。

ーーこれまで外国からの影響を受けてきたタイの音楽の流行りが、タイ独自の音楽になったのは、素晴らしいことですね。

いずりな:そうです、そうです。だから以前、どこかのメディアに「4EVEはライバルだと思うか」と、聞かれたことがあったんですけど、私たちの曲って基本はJ-POPなんです。全然異なる存在なんですよ。ライバルではないと考えています。
もちろん、全く意識をしていないわけではないけど、そこに勝たなきゃっていう思いは全然ないです。

 

いずりなから見たT-POPとは?

ーー確かに日本から持ってきたアイドル文化と、タイ発祥のT-POP、韓国発祥のK-POPは、全く別物ですね。タイは色々な国の音楽を受け入れるけど、聴き手は完全に棲み分けができているのかもしれません。

いずりな:男の子も女の子も、ファッションはK-POPアイドルを意識している子が増えたんですよ。男の子でもメイクするようになったり。でもファッションだけで、曲はT-POPを聴いている人が多いですね。
タイ人はK-POPとT-POPは全く別物だと思っています。K-POPの世界では、もちろんタイから韓国に渡って、デビューするタイ人もいますけど、あくまでもそれは韓国の音楽で、タイ人がタイでやるものではないと思っているんですよ。
個人的な感想ですけど、T-POPは強弱がなくて、聴きやすい。流しっぱなしにできるジャンルだと思っていて、サビが凄く大事なJ-POPとは違いますよね。

ーーBNK48の姉妹ユニットのQRRAも、思いっきりK-POP寄りの曲もあれば、「Hurry Up! 」みたいに、ルークトゥン的なリズムの曲もさらりとパフォーマンスできちゃって、そこがまたかっこよかったりしますね。

 いずりな:そうそう!「Hurry Up! 」はルークトゥン的な要素と北タイっぽいアレンジを混ぜた、タイらしい曲なんですけど、あの曲もルークトゥンではなく、T-POPなんですって。

ーーコロナ禍よりも何年か前に、ルークトゥンがロックやポップスアレンジのノリノリの曲を出していたんですけど、もうあの時代には現在のT-POPの原型ができあがっていたのかもしれないですね。でもR&Bや、日本のシティポップの影響を受けたT-POPも多いし、本当にジャンルが広いからこそ、宝の山っぽい(笑)。
でも共通してるのが安定感と安心感。

いずりな:そうそうそう(笑)。頭の中でずっと流れ続けちゃうんですよ。聴きやすいし、覚えやすいです。だからTikTokでもバズりやすいんですよね。

 

タイでは唯一無二の存在。それがCGM48BNK48

ーーCGM48とBNK48を聴いている人は、タイでもそこだけに集まっていそうな印象ですね。

いずりな:そうですね。BNK48とCGM48を聴いているけど、ジャンルが違うからK-POPは聴かない、という人はいるでしょうね。
BNK48とCGM48も、日本から入って来たアイドルですけど、タイ人だから日本の48グループとは振付も違うし、タイ語で歌っています。
それが日本の48グループとは違う個々の魅力につながっているんですよね。
BNK48とCGM48に関してはタイの中では比較できるグループがないと思います。いや、絶対にないです。

ーーりなさん、かっこよすぎます…(泣)。最後にまだ「Muan More Space」に来たことがないファンの皆さんにメッセージをお願いします。

いずりな:「Muan More Space」ができたばかりの頃「ここは劇場的な場所なので、ファンの方に素顔の魅力が伝わるから、ちょっとくらいふざけたり、安心した表情を見せても良いよ」と伝えました(笑)。
ショッピングモールのイベントとか「表」に出る時にはプロのアイドルなんだから「わあ、この子たちすごいね」って思われるために、ふざけたりしないで、きちんとパフォーマンスしてね、っていうことも同時に伝えたんですけど、つまりファンの方は身内のようなイメージなんです。
イベントだと曲も数曲、メンバーも6人構成なのでCGM48はちょっとしか楽しめないです。「Muan More Space」のCGM48公演が、チェンマイ旅行のスケジュールに合っていたら、是非見に来てくださいね。

ーーありがとうございました!

          

取材を終えて―――

CGM48とBNK48にはライバルという存在はいないし、比較される存在もないと力強く言い切ってくれたいずりなさん。

2年前のインタビューの時よりも、CGM48のことだけではなく、BNK48の姉妹ユニットや、タイの音楽シーンのことを細かくしっかりと把握し、前を見据えていた。

AKB48が大好きでAKB48に加入し、タイに移住。BNK48として「恋するフォーチュンクッキー」で国民的アイドルに駆け上がった黄金期を体験。そして今度はCGM48に移籍し、メンバー兼支配人として、日本のAKB48のDNAを、北タイの古都にもたらした彼女。
今はBNK48&CGM48のシングル曲の選抜総選挙を行うと、上位にはCGM48のメンバーが多い状況だ。これは、チェンマイの女の子の素朴さと可憐さを持った、チームワークに向いているタイプの候補生から選抜していると言う、いずりなさんの存在の大きさを感じずにはいられない。

CGM48は日本からもたらされたエンターテイメントが、「北方のバラ」と例えられ、美しく心安らぐ古都チェンマイと混ざり合い、昇華した存在だ。
そして「Muan More Space」はCGM48を筆頭に、チェンマイのエンターテイメントをけん引していく場所を目指していく。何とも頼もしい場所ではないか!

大好きなこの都市を象徴するグループを作り上げてくれた、いずりなさん、本当に、ありがとう。

取材・文:吉田彩緒莉(Saori YoshidaInterviewtext

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伊豆田莉奈(Izurina CGM48)
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