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第39回 タイのサッカー選手が教えてくれた伝説、信じるか信じないかは貴方次第です

2012年08月18日

2012年8月18日 掲載

 僕が昨年所属したチームで、前期左サイドバックでレギュラーを張っていた”Ton”選手。彼は大学で日本語を専攻している彼女と付き合っていて、「文通をしてやってくれ」と頼まれ、何回か手紙のやり取りをした事がある。そんな彼がチームから突然姿を消した。最初は「嫌な事でもあったのかなぁ!?」と思っていたのだけれど、そんな彼が数カ月後にチームの試合観戦をしにヒョッコリと顔を出した。頭は坊主になっていて、聞いたところによると徴兵で今は陸軍に入隊して訓練の日々を送っているという。

 方やセンターバックを組んでいた”Chok Chai”選手、彼は徴兵されてから4日間で帰ってきた。この違いは何なのであろうか!?

タイの徴兵に関しては、満21歳の時に役所に出頭して4つのクジ(陸軍・海軍・空軍・免除)を引いて進路が決まるという。女性や同性愛者は免除されるし、志願者が多ければ免除されるケースも稀にあるという。更に大学卒業者は2年の徴兵を1年間短縮されるというし、サッカー選手では国の代表やユーズ年代の代表等に選ばれていると免除されるという。

 “Rot”という仲が良かった選手が教えてくれた内容は、僕の英語力が無いからかもしれないが、内容が若干違っていた。彼に聞いた話をそのまま書いてみようと思う。

 「タイでは21歳の男子に徴兵のお知らせが届く。プロ選手としてプレーしながら大学に通っていたのだけど、一流選手とは評価されなかったために徴兵のお知らせが届いたのであろう。役所に出頭してクジを引くのだけれど、赤だったら2年間で黒だったら2週間の入隊をしなければいけない。直感を信じて最初に触れたカードを取りだすと黒…2週間限りの徴兵が決まった。その時の爽快感といったら…言葉にならないね、その場で何度もガッツポーズをして喜びを噛みしめた」って言うのです。

 徴兵制度というものの正確な事は僕には分かりません。今後の人生を左右するような事をくじ引きで決めてしまうという事自体がタイっぽいといいますか…タイに徴兵に関する伝説、信じるか信じないかは貴方次第です!!

 ちなみにこの話を教えてくれた”Rot”、彼はBTS Ekkamai駅からSukhumvit 42を直進してRama 4 Rd.を越えたKlun Namthai Tatmai Rd.の三叉路で、家族で凄く美味しい”クイッティアウ(タイヌードル)”屋さんをやっております。彼は平日のランチ時と夜8時位からお店に立っております、是非足を運んでみてください。「伊藤の紹介で…」と言えば、何かサービスしてくれるかもしれませんよ。


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand
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