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第55回 スコールの猛威

2016年05月01日

ここ最近災害続きの我が家。

現在タイ全土で雨が降らずに暑い日が続いていて、水不足の心配が出ています。

そんな中、前回雨が降ったのは何ヶ月前だろう?っていう記憶にも残らないほど晴天続きだったんですが、急激にスコールが襲いました。

バケツをひっくり返したような雨なんて表現では全然足りなくて、1メートル先の景色が見えなくなるほどの激しい雨と、木をなぎ倒してしまう強力な風のダブルパンチ。

道路も今まで乾燥して地割れを起こしていたのが嘘のように一部冠水しているところも。

丁度スコールの時間帯は外出していたんですが、家に戻ってみると衝撃の光景が広がっていました。

旦那の会社の屋根が風で吹き飛ばされて、鉄骨の骨組みもぐにゃぐにゃに変形。
屋根下の機材も折れ曲がって、まるで何かが爆発したような光景になっていました。

所々がこんな状態。

細かいところでは屋根の瓦が落ちてきたり、アンテナが曲がったり。

社内の電柱も倒れ、電線が床に当たっていて危うく感電の被害になるところでした。

他にも事務所の大きな窓も割れてしまったりで、とにかく大変。
社員一同で仕事を中断して瓦礫の撤去作業に明け暮れました。

我が家でも天井の壁がごっそり落ちてきていて、子供のプレイルームが瓦礫と埃まみれ。

我が家の周囲でも屋根が飛ばされていたり、木が倒れて道がふさがれていたり、農業用の休憩小屋が倒壊していたりで結構な被害でした。

もしあの時家にいたら・・・
と思うとぞっとします。

こんなにパワーを持ったスコールはタイに来てから初めての経験。

改めて自然災害の恐怖を感じた出来事でした。

(文と写真 mii)

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