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タイで大学教授を装い男子高校生を性的搾取か、ホテル従業員の男(26)逮捕

2026年10月17日 配信

タイ法務省特別捜査局(DSI)は2026年10月15日、大学教授になりすまして男子高校生らに性的な画像や動画を送信させていた疑いで、ホテル従業員のタイ人の男(26)を逮捕したと発表しました。容疑者の関係先からは、児童の性的画像を含む5,000ファイル以上が発見されました。DSIが実施した捜査作戦「Black Research(ブラック・リサーチ)」によるものです。



偽の大学書類とLINEアカウントで高校生を勧誘

逮捕されたのは、ホテル従業員のバンチャー容疑者(26)です。DSIは10月14日、バンコクのジャルーンナコン地区にあるコンドミニアム付近で容疑者を逮捕しました。

DSIによると、容疑者は複数の大学の書類を偽造し、大学教授の名前を使用した偽のLINEアカウントを作成。男子高校生らに対し、大学が実施する「性に関する研究プロジェクト」への参加を持ちかけていた疑いがあります。

被害者は当時15~17歳の男子生徒らで、研究への協力を名目に、性的な画像や動画をオンラインで送信するよう求められていたとされています。

さらに、一部の被害者には研究の一環だと偽って直接会うよう誘い、性的行為を要求していた疑いもあります。

2019年ごろから犯行か、被害者の相談で発覚

DSIの調査によると、問題となった行為は2019年ごろから始まっていたとみられています。

容疑者は、知り合った男子生徒に対し、性に関するオンラインアンケートへの回答を依頼。その後、大学の研究者を装ったLINEアカウントを通じて、画像や動画の撮影・送信を指示していたとされています。

また、被害者の1人は、研究データの収集を理由に容疑者の自宅などへ呼び出され、複数回にわたって性的行為を求められたと証言しています。研究から離脱できないよう脅迫されていた疑いもあります。

なお、名前を悪用された大学教授らは事件に関与していないとDSIは説明しています。

2025年6月、児童の性的搾取や人身取引の被害者を支援する団体「OUR RESCUE」が、被害者からの相談を受けてDSIに情報を提供。これをきっかけに本格的な捜査が進められました。

児童の性的画像3,000ファイル以上を発見

DSIは容疑者の関係先を捜索し、性的な画像や動画など5,000ファイル以上を発見しました。

このうち3,000ファイル以上が児童の性的画像などに該当し、残る約2,000ファイルは成人に関するものだったとしています。

捜査当局は証拠品として、ノートパソコン1台、携帯電話2台、iPad1台を押収しました。

容疑者には、文書偽造、偽造文書の使用、児童の性的画像の所持・送信、性的行為の強要に関する犯罪など、複数の容疑がかけられています。

DSIは10月14日午後、容疑者の身柄を刑事裁判所に送致しました。

DSIが捜査を拡大、被害者への補償も検討

DSIは今後、押収した電子機器などの解析を進め、事件の全容解明と被害者の特定・支援に取り組む方針です。

また、被害者が法律に基づく補償を受けられるよう、タイ法務省権利自由保護局と連携することも明らかにしました。

今回の事件についてDSIは10月15日、法務省で記者会見を開き、捜査状況を説明しています。

※出典
タイ法務省特別捜査局(DSI)公式発表(2026年10月15日)
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