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タイでSFTSに注意、2026年は3人感染・2人死亡 マダニを素手で潰さないよう呼びかけ

2026年9月17日 配信

タイ保健省疾病管理局は2026年9月16日、マダニなどを介して感染する「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について注意を呼びかけました。2026年は1月1日から9月16日までにタイ国内で3人の患者が確認され、このうち2人が死亡しています。



SFTSは「Severe Fever with Thrombocytopenia Syndrome」の略で、ウイルスを持つマダニにかまれることなどで感染する感染症です。

疾病管理局によると、感染源となり得る動物には犬、猫、ヤギ、ヒツジ、牛、水牛、豚、鶏、ネズミ、野生動物などがあります。マダニは草むらや動物が生活する場所などにも生息し、コンクリートの隙間や湿った土に産卵することもあります。

主な感染経路は感染したマダニにかまれることですが、感染した動物の血液や分泌物に触れることで感染する可能性もあります。また、感染者の血液や分泌物、飛沫などを介した人から人への感染も報告されていますが、非常にまれとされています。

タイでは2019年以降10人確認、5人死亡

疾病管理局の集計では、2019年から2026年9月16日までにタイ国内でSFTS患者10人が確認され、このうち5人が死亡しました。患者の多くは50歳以上でした。

2026年については3人が感染し、2人が死亡。疾病管理局によると、患者の多くには犬や猫などを飼っていた、犬や猫に接触していた、マダニにかまれた、マダニに触れた、またはマダニを直接指で潰したといった経歴が確認されています。

なお、タイランドハイパーリンクスでは9月13日、チュラロンコン大学医学部臨床ウイルス学専門センターのヨン・プーワラワン博士による研究チームの集計として、タイでこれまでにSFTS患者53人、死亡5人が確認されていることを伝えています。疾病管理局の公式集計とは患者数が異なっています。

感染後1~2週間で高熱や倦怠感

マダニにかまれてから約1~2週間後、高熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、吐き気、嘔吐、下痢などの症状が現れることがあります。

血小板が減少することもあり、重症化した場合には異常出血や神経症状、肝臓や腎臓など複数の臓器に異常が起き、死亡する可能性があります。

マダニを素手でつかんだり潰したりしない

疾病管理局は、犬や猫を飼っている場合は定期的にマダニが付いていないか確認し、ペットの入浴や駆除薬の使用、飼育場所や家の清掃を行うよう呼びかけています。

特に、マダニを素手でつかんだり、潰したり、引き抜いたりしないことが重要です。マダニに触れた場合は、すぐに石けんと清潔な水で手を洗い、マダニが付着している動物に触れる場合は手袋を着用し、血液や分泌物への直接接触を避けるよう求めています。

農場やマダニが生息する可能性のある場所では肌の露出を少なくし、帰宅後には入浴するとともに、脇の下、耳の周囲、へそ、膝の裏、頭皮や髪の毛、脚の間、腰回りなどにマダニが付いていないか確認することも推奨されています。

マダニにかまれた、またはマダニが付いた動物に接触した後2週間以内に、原因不明の高熱や倦怠感、筋肉痛、吐き気、嘔吐、下痢、出血斑、神経症状などが現れた場合は、速やかに医療機関を受診し、マダニや動物との接触歴を医師に伝えるよう呼びかけています。

※出典 タイ保健省疾病管理局「กรมควบคุมโรคเตือน “SFTS” โรคไข้สูงเกล็ดเลือดต่ำจากเห็บ รู้ทันก่อนรุนแรงถึงชีวิต ย้ำคนเลี้ยงสัตว์–ผู้สัมผัสเห็บอย่าชะล่าใจ」

 

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