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タイ、GLP-1「痩身注射」を9月15日から処方箋必須に 偽薬や不適切使用を警戒

2026年9月14日 配信

タイ食品医薬品局(FDA)は2026年9月14日、GLP-1受容体作動薬の注射薬、いわゆる「痩身注射」について、9月15日から「特別管理薬」に指定し、薬局での販売には医師の処方箋を必須とすると発表しました。偽薬や未登録薬の流通、不適切な自己使用などが問題となっていることを受けた措置です。



薬局での購入には医師の処方箋

対象となるのは、GLP-1受容体作動薬の注射薬です。タイFDAによると、リラグルチド(Liraglutide)やセマグルチド(Semaglutide)などが含まれ、2型糖尿病の治療や、一部は肥満患者の体重管理に使用されています。

9月15日以降、一般の薬局でこれらの注射薬を販売する場合、医師の処方箋が必要となり、薬剤師が患者に直接交付することが求められます。

SNSでの自己使用や偽薬が問題に

タイFDAによると、近年は医師の診察を受けずに減量目的で使用するケースが増えているほか、偽薬や出所不明の製品、未登録薬がオンラインで販売されるケースも確認されています。

このため、タイ保健省は「特別管理薬に関する告示第58号」を制定し、GLP-1注射薬の管理を強化しました。

薬の流通も追跡

タイFDAは今後、GLP-1注射薬について「Track & Trace」システムを活用し、輸入から保管、流通、患者への販売までの経路を追跡できる体制を強化します。

正規に治療を受けている糖尿病患者や肥満患者については、今回の措置によって必要な薬を利用できなくなるものではないとしています。

また、処方箋なしで特別管理薬を販売した場合や、無許可販売、未登録薬の販売には、懲役や罰金が科される可能性があります。違法な医薬品広告については、最高10万バーツの罰金が科される場合があります。

※出典 タイ保健省/タイ食品医薬品局「GLP-1痩身注射を特別管理薬に指定、9月15日から処方箋必須」