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タイ人、高齢期に平均6.9年を病気とともに生活 医療・介護体制の逼迫が課題に

2026年6月19日 配信

タイの人々が人生の終盤で平均6.9年にわたり、病気や障害を抱えて生活しているとする調査結果を、2026年6月17日にBangkok Postなど各報道が伝えています。

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この内容は、タイ健康増進財団(Thai Health Promotion Foundation)とマヒドン大学(Mahidol University)人口社会研究所がまとめた「Thai Health Report 2026」に基づくものです。報告では、平均寿命の延伸が進む一方で、健康な状態で過ごせる期間との差が拡大している点が指摘されています。

調査によると、タイ人は晩年に平均約6.9年、何らかの疾病や障害とともに生活しており、医療機関や家族、社会保障制度への負担が増加しているとされています。

また、終末期医療や緩和ケアを必要とする患者のうち、適切なサービスを受けられているのは43.3%にとどまっており、ケア体制の地域格差や人材不足が課題として浮き彫りになりました。

報告を主導した研究者は、急速に進む高齢化に対し、従来の病院中心の医療提供だけでは対応が難しくなっていると指摘しています。そのうえで、地域で高齢者を支える在宅ケアやコミュニティ医療の強化が必要だとしています。

さらに、出生率の低下や家族構造の変化、経済的負担の増大も、今後の医療・介護需要に影響する要因として挙げられています。

加えて、将来的な需要増に対応するためには、長期介護や緩和ケア分野の専門人材を大幅に増やす必要があり、2037年までに現在の約13倍規模の人材確保が求められるとしています。