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第12回 タイで迎える初めてのカウントダウンは濃いラインナップ

2015年01月04日
カテゴリー: 音楽天国タイランド

あけましておめでとうございます。

2014年7月にスタートしたこのコラムですが、なかなか思うように更新できず、半年たってもまだ10回強と寂しい限りですが、今年はもう少し頻度を上げて更新できればと思っています。

ところで、良く筆者は以前からタイの音楽などについて書いていたため、タイに住んでいるんでしょ?と色々な人から聞かれていましたが、実は住み始めたのはつい最近で、まだ1年も経っていません。

ですので、年末年始をタイで迎えるのも今回が初めてでした。

年末年始といえば、様々な場所でカウントダウンイベントが開催されます。そこには沢山の歌手が出演しますので、音楽好きとしては行かない手はありません。

しかし、情報は沢山あれどバンコク周辺で自分の好みに合うイベントがなかなか見つかりませんでした。当日はギリギリまで情報を探し続け、諦めかけていたところ、音楽を通じて知り合った友人が良い情報をくれました。

その内のひとつはルークトゥン・モーラム界のベテラン歌手ヂンタラー・プーンラープが出演するイベントとのこと。

◆ヂンタラー・プーンラープ(จินตรา พูลลาภ)

これは渡りに船とばかりに、すぐに現場に向かいましたが、この場所がすごかった。

会場は中華街付近のチャオプラヤー川沿いにあるタラート・パーク・クローン・トラート(花市場)の中とのことだったのですが、到着してみるとそれらしき雰囲気は全くありません。

人に聞いて教えてもらった方向に向かうと、なんとステージがあったのは路地裏でした。

民家の中に忽然と於かれたステージ。しかし、天下の人気歌手が来るとあって人は沢山集まっています。

そこへ現れたヂンタラー・プーンラープ。こんな場所なのに自分のお抱えのダンサー10人近くを引き連れての登場です。

ヂンタラーのステージはこれまで何度か観たことがあったものの、いずれも数曲歌うのみで、1時間前後のショーを観るのは今回が初めてでした。

本来モーラム歌手である彼女ですが、有名な曲は比較的スローテンポが多いので、筆者もそういうイメージを持っていました。しかし、フルステージで観るヂンタラーはそれとは違いやはりモーラム歌手だと改めて認識させられる賑やかで楽しいステージを見せてくれました。

◆お笑いコーナーもある

歌だけでなくお笑いも交えて、誰もが楽しめるゴージャスなステージを展開してくれたヂンタラー。なのに、場所は路地裏。このギャップがなんとも不思議な感じ受けた、印象的なライブでした。

夜10時前にヂンタラーが終了した後は場所を変えて、今度は若者が中心に集まるパブへとやって来ました。

ここでのお目当てはプア・チーウィット歌手のチェム・チェムラム。こちらもタイの友人の強力な伝で得られた情報でした。

◆チェム・チェムラム(แช่ม แช่มรัมย์)

10時半頃到着すると前座のバンドが演奏していましたが、当然メインのカウントダウンはチェムが登場して行われるものと、この時は思っていました。

11時半頃前座が終わり、チェムのバンドが準備を始めているものの、12時近くになってもメインのチェムが出てくる気配がありません。

そうこうしている内にカウントダウンになってしまい、皆で唱和をする訳でもなく、だらだらと2015年を迎えてしまいました。何かちょっと期待はずれ(笑)。

しかし、チェムのステージはもちろん大盛り上がりです。バンドメンバーとお抱えダンサー達との息の合った連携に会場もどんどん引き込まれていきます。

◆息が合ったチェムとダンサー達

大ヒット曲「カルナー・ファン・ハイ・ヂョップ(กรุณาฟังให้จบ)」をはじめ、チェムの代表曲はもちろん、中盤ではアサニー・ワッサンのカヴァーメドレーまで披露してくれて、ニューイヤーパーティーらしい賑やかなステージになり、大盛り上がりでステージは終了となりました。

ステージ終了後、疲れているところをサインや2ショットにも快く応じてくれたチェムとダンサー達。

◆チェムのステージはポテンシャルの高いダンサー達も見所

大きな会場とは違う濃いラインナップでしたが、内容的にははるかに充実していた、大満足のカウントダウンでした。

やはり音楽天国といっても過言ではない国タイ。探せば良いイベントはあるものですね。

kapiraja
タイ音楽好きが高じて、現在現地調査中。ブログでも情報を発信しております。「タイ式エンタテイメントの楽しみ方」 http://blog.livedoor.jp/kapiraja1968/基本的にはジャンルにこだわっていませんが、どちらかといえばルークトゥン・モーラムに関する話題が多いです。
ゆくゆくは日本でのタイ音楽知名度がもっと上がれば良いと思っています。そして、タイと日本のミュージシャンとの交流がもっと盛んになってくれることを期待しています。
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