パタヤビーチで男性の遺体を発見、車いすの宝くじ販売員が救助試みるも既に死亡

チョンブリー県パタヤビーチで2025年12月4日夜、海面に浮かんでいる男性が見つかり、救急通報が寄せられました。通報を受けた救助隊が現場に到着した19時過ぎには、通報者らによって男性は砂浜まで引き上げられており、黒いTシャツと長ズボンを着用した状態で倒れていました。男性の身元や国籍はまだ確認されていません。

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現場では、遊んでいた子どもたちが海にうつ伏せで浮かぶ人影を見つけ、周囲の大人に知らせたことがきっかけで発見につながりました。

近くで休んでいた宝くじ販売員の男性（44）は下半身に障がいがあり車いすを使用していますが、腕の力で泳ぐことができることから、緊急事態を見て自ら海に入り救助を試みました。しかし接触した際にはすでに遺体が硬直しており、生存の望みがないことを確認したため、救助隊に引き継いだといいます。

遺体は検視のためバンコクの警察病院へ移送され、死因と身元の特定が進められています。警察は事故の経緯を調査するとともに、障がいを持ちながらも救助に向かった宝くじ販売員の勇気を称えています。