タイ国鉄、高速鉄道運営専門の新会社を設立準備中

タイ国有鉄道（State Railway of Thailand：SRT、การรถไฟแห่งประเทศไทย）は、タイと中国の鉄道関係を強化することを主な目的として、タイ東北部の高速鉄道の運営を専門とする新会社の設立を準備しています。2023年8月19日にタイ国営メディアNNTが伝えています。

バンコクのエアポート・レール・リンクとSRTレッドラインの管理を担当する既存のSRTエレクトリファイド・トレイン社からインスピレーションを得て構想されている新会社は、同様の運営体制をとることが期待されています。タイ運輸省は、2023年末までに最終的な調査結果をまとめる予定で、新会社の組織設計図の作成に積極的に取り組んでいます。

この戦略的スケジュールは、その後速やかに新会社を設立し、中国がタイの関係者に11の特定分野における高速鉄道に関する技術的専門知識と知識を提供するまでに、新会社を運営できるようにすることを目的としています。この知識移転は2024年後半に行われる予定です。

この進展と並行して、タイ国有鉄道によると、バンコクと東北部のナコンラチャシマを結ぶ全長253キロの高速鉄道線路を建設する現在進行中のプロジェクトが大幅に進展し、工事進捗率は約24％。この事業には1,790億バーツが投じられ、2017年に建設が開始され、2027年までに初期段階での高速鉄道サービスの提供が見込まれています。

具体的な成果としては、ナコンラチャシマ県のKlang Dong駅とPang Asok駅を結ぶ3.5キロの区間が完成したことが挙げられます。さらに、Sikhio駅とKut Chik駅を結ぶ11キロの区間は工事進捗率が98％を超え、2023年後半には完成する予定です。

Kut Chik 

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