鳩の糞からの感染症に注意、タイ人俳優は入院治療

タイ人俳優のアート・ファスット（อาร์ต พศุตม์）さんは2022年11月、鳥の糞と関係があると思われる感染症で入院。自身のInstagramに鳩のフンの危険性について警告を投稿しました。

アートさんよると、テレビドラマのロケで、埃や鳥の糞、虫の多い古寺で撮影。その仕事が終わってから違和感を覚え、翌日には鼻が炎症を起こして腫れ上がったのだとか。病院で診察を受けた結果、鳩の糞に含まれるクリプトコッカス・ネオフォルマンスという真菌に感染したと告げられたとのこと。

マヒドン大学医学部ラマティボディ病院小児科のNopporn Apiwattanakul医師によると、ハトの糞にはクリプトコッカスという真菌が含まれており、鳥の糞で汚染されたほこりを吸い込んだり直接顔に触れたりすると、人間に感染症を引き起こすことがあります。さらに、この菌は肺の感染症や、鳥が媒介する急性脳感染症である髄膜炎などの障害を引き起こす可能性があるといいます。

同医師は、多くの人は病気にならないが、免疫力が低下している人が最も感染しやすいと指摘。鳥に餌を与える時は、フェイスマスクを着用し、手など皮膚が露出している部分は、その後よく洗うようにアドバイスしています。

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