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バンコクでチクングニア熱が増加、ジカ熱とデング熱も

2022年11月04日
カテゴリー: タイランドニュース

ウイルス学者であるチュラロンコン大学医学部のヨン・プーウォラワン博士は自身の公式Facebookページで2022年11月4日、バンコクや周辺の県で、蚊によって媒介されるチクングニア熱が拡大していると警告を発しました。



チクングニア熱
ネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブカによって媒介されるチクングニアウイルスの感染症である。チクングニアウイルスはトガウイルス科アルファウイルス属のウイルスである。通常は非致死性の発疹性熱性疾患である。
=臨床症状=
 症状を示す患者の大多数 はチクングニア熱と呼ばれる急性熱性疾患の症状を呈する。発熱と関節痛は必発であり、発疹は8割程度に認められる。関節痛は四肢(遠位)に強く対称性で、 その頻度は手首、足首、指趾>膝>肘>肩の順であり、関節の炎症や腫脹を伴う場合もある。関節痛は急性症状が軽快した後も、数週間から数ヶ月にわたって続 く場合がある。その他の症状としては、全身倦怠・頭痛・筋肉痛・リンパ節腫脹である。また出血傾向(鼻出血や歯肉出血)、 結膜炎や悪心・嘔吐をきたすこともある。また、重症例では神経症状(脳症)や劇症肝炎が報告されている。
出典:国立感染症研究所ホームページ

ヨン博士によると、もともとチクングニア熱は10年以上前に、主にゴム農園と南部で蔓延していたネッタイシマカによって引き起こされましたが、2018年以降は、バンコクを含む都市部でも流行を引き起こしました。

最近は、バンコクと周辺の県で、ジカウイルス熱、デング熱、ジカ熱が多数確認されており注意が必要です。

最善の予防策は、蚊に刺されないこと。花瓶やポットの中の水や水たまりなどで蚊が繁殖するため、頻繁に水を取り替えたり、水たまりを処理する必要があります。

 

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