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SCB、タイ経済は成長を維持すると予想
バンコク・サイアムスクエア
サイアム商業銀行（SCB）の経済情報センター (Siam Commercial Bank’s Economic Intelligence Center：SCBEIC) によると、好調な観光部門のおかげでタイ経済は成長を維持すると予想されています。2022年10月17日のタイ国営メディアNNTが伝えています。
同センターは、タイ経済が観光部門からプラスの後押しを受けることを期待しています。観光部門では、第4四半期の観光シーズンのピーク時に、より多くの外国人観光客がタイを訪れることになり、同部門内での雇用創出に貢献するとしています。
経済を牽引するとされる輸出部門が成長を見せています。輸出関連産業だけでなく、この部門の業績も世界経済に合わせて減速すると予想されます。
民間企業の消費は、ほぼ全ての分野でプラスの動きを見せています。同センターは、インフレ危機はピークを過ぎ、燃料価格の下落に伴いインフレ率は徐々に低下すると予想しています。
一方、今年に入って各地で被害が出ている洪水災害による被害額は約120億バーツで、2011年の数字を依然として下回っています。
SCBEICは、タイ金融政策委員会が同国の政策金利を2%まで段階的に引き上げ続けると予想しています。タイ経済は2023年半ばまでにパンデミック前の水準で推移すると予測されています。
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