タイで「コウモリ・レッドカレー」を食べる人々、医師は「パンデミックで学んでいない」と嘆き

2022年9月28日にタイメディアMGR ONLINEで紹介されたのは、「コウモリハンター」ソムチャイさん（33歳）の話題。スコータイ県に住むソムチャイさんは建築関係の仕事をしていますが、時間がある時に副業として野ネズミやコブラ、ハチの巣、そしてヤシの木に留まるコウモリなどを捕獲しているのだとか。

捕獲した動物は食料として販売され、コウモリの価格は1キロ100バーツ。コウモリは、レッドカレーにしたり、蒸してシーフードソースをつけて食べたりされており、一部の人々は、それが素晴らしい強壮剤であると信じているのだと言います。

以上の話題が広がったことを受けてチェンマイ大学医学部のRungsrit Kanjanavanit医師は、コウモリは人間に伝染する可能性のある10,000を超えるウイルスを保有しており、パンデミックを簡単に引き起こす可能性があると述べています。

新型コロナウイルスの発生源はコウモリという説も広まっている中で、それでもコウモリを食べる人がいる現状について医師は、「3年間も世界を止めたパンデミックで、一部のタイ人は何も学ばなかったのか。人間はコウモリ（および他の多くの野生生物）を食べていはいけない。3年間の教訓を学ばなければ、私たち人間は、おそらく最も愚かな種族だと思います」と嘆きの声を上げました。

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