タイ運輸省、タイ・エアアジアの滑走路誤着陸を調査開始

エアアジアのイメージ写真。記事とは関係ありません。

タイ運輸省は、ドンムアン空港の間違った滑走路に着陸した、重大な航空事故につながった可能性のあるタイ・エアアジア便の調査を開始しました。2022年5月26日のタイ国営メディアNNTが伝えています。

タイ民間航空局 （CAAT：Civil Aviation Authority of Thailand）によれば、2022年5月4日に発生したタイ・エアアジアFD 3141便（ラノーン発ドンムアン行き）が予定と異なる滑走路に着陸した事案について、タイ航空事故調査委員会（AAIC： Aircraft Accident Investigation Committee of Thailand）において調査中です。負傷者は報告されていないものの、国際民間航空機関 （ICAO： International Civil Aviation Organization）約第13附属書において重大と認められることから、調査が開始されました。

タイの航空保安業務プロバイダーのエアロタイ（AEROTHAI：Aeronautical Radio of Thailand ）は、航空管制官を呼んで事情聴取を行ったと述べ、過失が見つかった場合は一時的に停職処分になる可能性があると明らかにしました。一方、タイ・エアアジアは事故について謝罪し、調査が行われるまでパイロットと副操縦士の資格を停止しました。

タイ民間航空局によると、調査は30日以内に完了する予定です。タイ運輸省は責任者を決定し、再発防止策の策定に活用します。

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