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パタヤでクロアチア人が中国人観光客2人を救助、中国大使館の対応が波紋

2019年1月25日 配信

先日、パタヤビーチロードのソイ7からソイ8あたりの向かい側のビーチ沖で溺れていた中国人観光客を、クロアチア人のSinisa Letoさん(51歳)が、わずか午後の半日の間に二人も救助しました。現地英字メディアのThaivisaが伝えています。

Modest Croatian tourist saves two tourists from drowning(謙虚なクロアチア人観光客、中国人観光客二人を水難事故から救助)|Thaivisa



Sinisaさんは謙虚な姿勢で、ヒーロー扱いをされるのを断っているということです。

中国人観光客二人はパタヤビーチ沖の深い所に行き、溺れて危険な状態になっていました。

ところが溺れている中国人観光客の彼女らしき女性は、溺れている様子を動画に撮影しているだけだったためにSinisaさんは救助を行ったものです。

Sinisaさんは語っています。

「もしこの中国人観光客の二人を助けていなかったら、間違いなく死んでしまっていましたよ。彼らは沖のずいぶん深い所にまで行って、水中でお互いに下に引っ張り合っていて、水面に上がる事ができなかったのですから」

「中国人観光客二人を助けに沖に行ったら、彼らは助かろうと必死で摑まってきました。彼らとのコミュニケーションはなく、ただ助かろうと必死でした。」

そして中国人観光客二人を見事に救助しました、救助後の実際の映像です。

Modest Croatian tourist saves two tourists from drowning – calls for Pattaya lifeguards

Modest Croatian tourist saves two tourists from drowning – calls for Pattaya lifeguardsFull story: https://www.thaivisa.com/forum/topic/1078359-modest-croatian-tourist-saves-two-tourists-from-drowning-calls-for-pattaya-lifeguards/

ThaiVisa – The Nation Thailand Newsさんの投稿 2019年1月14日月曜日

救助したSinisaさんは、パタヤに水難事故を防ぐライフガードの必要性を語っていました。

これが今月のクロアチア人のSinisaさんのパタヤでの中国人観光客二人救助のニュースの概要です。

中国人観光客二人がコミュニケーションがなかったのは、中国人観光客の場合はそもそもタイ語はもちろん英語すらもできない事があるので、その言葉の問題のせいか、溺れていた直後で必死過ぎて、話すどころではなかったとか、そんな理由ではないかと思います。

一方で先のPJAニュースでもお伝えした通り、中国大使館は今週、外交官がパタヤを訪れてパタヤでの中国人観光客の安全性の改善を求めました。

中国、パタヤでの中国人観光客の安全性改善を要求

この中国大使館からの要求はパタヤ現地でも各ニュースで取り上げられているのですが、この要求の際に、今月も中国人観光客2人がクロアチア人に救助してもらった事への御礼も、その言及もしていない事から、これが波紋を呼んでいます。

パタヤ現地の大手英字メディアPattaya Oneも以下の記事で、中国大使館からの要求を伝えていますが、その記事中のコメントで

「Thaivisaニュースでもつい先週に、クロアチア人が中国人観光客2人をビーチで水難事故から救助した事を報じたばかりですが、この救助してもらった事についての言及はありませんでした。」

と伝えています。

Senior Chinese Ambassador visits Pattaya, expresses concern over Chinese drownings and safety

上記ニュース記事は外国人向けのパタヤの英字メディアからの引用記事で、中国よりでも、もちろん日本よりでもありません。

はたから見ていても、パタヤ市に要求をする前に、まず救助の御礼を述べるとかの礼節があるべきではないかという思いを感じられたのでしょう。このようなニュースが現在、パタヤでは波紋を呼んでいます。

国民が集合し形成する国としては、国民を代表し、その礼節もしっかりと対応しなければいけないと思わされるニュースと反響ですね。

これは以下の過去記事で書いた通りで、別に中国に限らず、日本人も同様に大切にしなければいけない言葉ですが

衣食足りて礼節を知る(*)

という中国からの諺の通りです。

中国も、既に豊かな国になったわけですから、礼節ある対応をし、各国から称賛をされるような対応をすることが求められています。

(*)衣食足りて礼節を知る
語源は中国の書物「管子」の中に書かれている「倉廩實則知禮節、衣食足則知榮辱(倉廩実つれば則ち礼節を知り、衣食足れば則ち栄辱を知る)」が元と言われる諺です。

日本に伝わったのも古く、平安時代の「続日本紀(しょくにほんぎ)」の中に既に記述があることから、少なくとも1300年以上も日本で伝わっている諺です。

今でいう衣食住の「住」は含んでおらず、衣食までです。これは「管子」の作成において、人間が必要とするものは「衣食」が最優先であると考えていたからで、「住」はその後、さらにその後は「権力」と考えていました。

管子|Wikipedia

続日本紀|Wikipedia