タイから日本への薬物密輸が急増、2017年春から26人のタイ人が日本の空港で逮捕

日本へ観光に訪れるタイ人のビザが免除になったのが2013年のこと。多くのタイ人が日本を気軽に訪れるようになった一方、不法就労するタイ人が大幅に増加したというのはよく聞く話ですが、ビザ無しで日本に渡航できるのを利用した、さらに深刻な事態も起きているようです。

タイ国麻薬統制委員会事務局（ONCB）は2018年8月8日、2017年末に日本当局がタイからの薬物の密輸入が急増したことを通知したと明らかにしました。2017年４月以降、26人のタイ人が日本の空港到着時に薬物所持の疑いで逮捕されており、押収された薬物の結晶は合計27.6キログラムにも及ぶそうです。

現在タイに持ち込まれる薬物は西アフリカルートが多く、2012年以降、西アフリカからタイに訪れた261人が薬物所持の疑いで逮捕されています。日本で逮捕されたタイ人も、西アフリカからの薬物を日本に運んだと見られています。

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