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第111回 毎シーズンチーム名が変わる不思議を暴く!?

2013年04月17日

2013年4月17日 掲載

ムアントン・ユナイテッド、ブリラム・ユナイテッド、アーミー・ユナイテッド、パタヤ・ユナイテッド、ポリス・ユナイテッド、チェンライ・ユナイテッド、ソンクラーユナイテッドにバンコク・ユナイテッド…TPL(タイプレミアリーグ)の中だけでもユナイテッドだらけ。ここタイでは欧州サッカーの中でもイングランドプレミアリーグが、特にマンUの人気が飛び抜けて凄く、そこから来ているという噂。更にチーム名に注目してみると2つのチームが昨季からチーム名を変更している。

ソンクラー・ユナイテッド。2011年シーズンにDivision1を制したブリラム・ユナイテッドの兄弟チームのブリラムFCが昇格権利を放棄(ブリラムFCはブリラム・ユナイテッドに吸収される形となった)。常識的な考えによれば4位であったPTT・ラヨーンが昇格権利を獲得すると思われるのだが(ここはタイである)、何故か5位であったソンクラーFCに譲渡(売却)。“それはおかしい”と横槍が入った為、ソンクラーFCは新チームのウワチョン・ユナイテッドを作りTPLへ参入、既存のソンクラーFCはDivision1に留まった。2012年シーズンにソンクラーFCは成績振るわずDivision2へ降格、このチームをウワチョン・ユナイテッドは吸収する形でチーム名もソンクラー・ユナイテッドとなった…(ややこしい)。

シーサケットFC。2011年シーズンに突如オーナーがスポンサーやサポーターからの大反対を押し切り、シーサケットからウボンラチャタニーにチームを移設。チーム名はイサーン・ユナイテッドとした。ちなみにイサーンとは東北という意味の地方名である(シーサケットもウボンラチャタニーもこの地方に含まれている)。ここからは未確認情報なのであるが…結局シーズン中もシーサケット側からの抗議が収まらず、表向きはイサーン・ユナイテッドが元のシーサケットFCに(ホームタウンと共に)戻った形とされているが、実際は2010年シーズンに発足した新シーサケットFCがDivision2から2段階昇格を果たし、イサーン・ユナイテッドはDivision2へ降格させられたとのこと。それと共に契約が残っている選手達も降格させられたとのことである…(超ややこしい)。そんなこんなでバタバタしているシーサケットFCは今2013年シーズン・TPLが5節まで終了している時点でドタキャンも含め3試合しか消化していないという。

チーム名変更を紐解きながらタイサッカーの歴史に触れる…というか完全に雑学であるが故、「そうだったんだぁ」的に頭の片隅にでも置いといて頂けるとこれ幸いである(苦笑)。

伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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