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第104回 “生意気発言”の成果は如何に!? -いとたくバンコクアマチュアサッカー参入記(Part 3)-

2013年03月23日

2013年3月23日 掲載

バンコクアマチュアサッカー参戦記の舞台となっているChang League。試合会場はRoyal Bangkok Sports ClubといってBTS Siam駅から直ぐ近く。広大な敷地の廻りを競馬場が囲み、その中にゴルフ場が併設されていて、更に中心部にホッケー場とサッカー場が並んでいる。芝生の手入れが良くされていて、この環境でプレー出来るのは正直贅沢に思える程だ。しかし…たま~ぁにゴルフボールが飛んできたり、サッカー場内に飛んできたボールをゴルファーが打つので試合が中断したりと、ホント危険なんだけどタイならではの緩~ぃ暗黙の了解的なルールのが残っているんだよね。

前回の俺の”生意気発言”から一週間後に次節の試合は行われた。悲しい事に相変わらず仕事で後半からの出場、試合の方は先制するも逆転されて1-2で折り返す。しかしチームはここで驚きの変化を見せていた。「内容では勝っているから…必ず勝てる、取り返そうぜっ!!」とみんな顔を上げているんだよね。元々経験者が揃っているから「勝たなければ楽しめない。でも勝つためにはハードワークをしなければならない。ここまでしないと勝てないけれど、それがサッカーの醍醐味だから…」という事をみんな知っているんだよね。

後半は乱打戦になったが、4-3で逆転勝ち。何より嬉しかったのは、前節試合後に深夜まで語り明かしたFWの2人が先制点と決勝点を挙げたこと。“中盤に合わせないで、自分から動き出してボールを呼び込んでいた”し「このタイミングでくれ」と要求していた。やっぱり気持ち一つでプレーも変わるんだよね。あぁ、最後の決勝点は俺のアシストだから…とプチ自慢を挟んでおきます(笑)。

後日行われた試合で、チームはエースのハットトリックの活躍で2連勝。この試合俺は仕事で出場出来なかったのだけれど、俺がいなくても元々強いチームな訳だからね(しかも俺、動けていないから…(悲))。チームが変わった訳じゃなく、楽しむ事を思い出した。それに気付いて欲しかったからこその“生意気発言”、まさかここまで劇的に影響するとは思っていなかったけど…Chang Leagueは残り3試合、優勝には手が届かないけれど3つ全部勝ってみんなで“勝利の美酒”を毎試合後味わいましょうぞ!!

伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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