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第44回 毎日練習場に”バカ殿(!?)”が出現

2012年9月3日 配信

2012年9月3日 掲載

「夢追人」のタイサッカー珍道中

昨今の韓流ブーム、ここタイにも大いに流れがやって来ています。でも洋服の流行やファッション雑誌は日本の物が断然多いかなぁ。洋服や雑誌の価格は日本で買うよりも高く設定されてます。日本では庶民の味方”ユニクロ”が、タイでは高級ブランドに位置付けされていますからね。

本気で言ってくるのかどうか分からないんですけど、よくチームメイトに「日本人の女の子を紹介してくれ」とか「日本の女の子と飲み会がしたい」と言われていました。だから「どんな娘がタイプなの!?」と聞くと大概返ってくる答えが「色が白い娘」というのが大半、「タイ人は色が黒いから嫌だっ」と言うんです。これはタイ人女性も同じみたい、トレーナーの女の子に「好みの男性は…!?」と聞くと「色が白い人」って返ってきます。「何で日本人が良いの!?」と聞くと「だって色が白いから…」とのこと。日本人や韓国人は”色が白い”と思われているみたいです。

タイのチームは涼しくなってくる16時からトレーニングがスタートするチームが多いですね(まぁ実際は16時位にみんなダラダラと練習場に現れて、16時半とかから始まるんですけど)。と言ってもまだまだ紫外線は強く感じられる時間帯。タイ人は日焼けに凄い敏感です。黒くなるのが嫌なのか…女の子にモテたいからなのか、敏感な選手ほど物凄く色黒だったりするんですけどね。長袖のインナーシャツを着て、顔にはベッタリと日焼け止めクリームを塗りたくります。まるで”志村けん”の”バカ殿”のように(言い過ぎでは無く)…最初見た時はギャクかと思いましたからね。

練習前に鏡の前に立ち、日焼け止めクリームを塗りたくって…”バカ殿”になって練習場に現れる選手達、ちょっといつもとは違う視点で注目してみてはいかがでしょうか(笑)!?

伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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