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第33回 タイサッカーの凄い奴!! 渡辺純一選手&服部昇太朗選手

2012年07月29日

2012年7月30日 掲載

今回はタイでサッカーと真剣に向き合い、夢を実現させるために日々懸命に走り続けている選手を2人紹介したいと思います。

渡辺純一選手(ナベ)。守備範囲が広くシュートへの反応が早い選手で、守備から速攻を仕掛けられる正確なパントキックが武器。

服部昇太朗選手(ショウ)。スピードとトリッキーなドリブルで主にサイドを切り開く。”自分が何とかする”という気持ちの強さを持つ。

彼らとは昨年タイで知り合った。僕は今まで用意された道、与えられたチャンスでプレーするチームを決めるやり方しか知らなかったのだけど、彼らは違った。自分でチーム関係者の連絡先の情報をキャッチして、自ら連絡をして練習参加の許可を貰い、はたまたアポ無しの飛び込みで、タイの東西南北何処へでもバスや電車を使ってトライする日々をおくった…自分の実力を信じて、代理人がやらなければいけない仕事も自分でこなしていた。

今年のタイリーグ前期、残念ながら2人とも契約を勝ち取れなかった。僕が引退を決めた時にたまたま3人で食事をする機会があったのだけれど、その時ナベは「ベトナムにトライに行きます」、ショウは「欧州を考えています」と言っていた。僕には家族があるし大した実績じゃないけど、37歳までプレーを続けてきたプライドがあったから、自ら飛び込んで行ってトライする2人のスタイルに「さすがに俺には2人のように挑戦する事は出来ないな」と思った。結局ナベはベトナム特有のルールに拒まれ、ショウは自分にとってベストな選択では無いと欧州挑戦はひとまず封印した。

7月からまたタイでの挑戦を始めた2人。そんな2人から嬉しい報告を受けた。ナベはDivision 1のChanthaburiと、ショウもDivision 1のKhonkaenと契約を交わしたという。とても嬉しい連絡だったので、祝杯でもと思ったのだけれど…あえてここでは厳しいメッセージを言っておきたい。

「契約はスタートラインに立っただけの事。これからちゃんと活躍してシーズン終了後に良い報告をしに来て欲しい。頑張れっ、ナベ&ショウ!!」


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand
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