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第3回 タカテーン・チョンラダー 実力派歌手の本気

2014年7月25日 配信

全てがとは言い切れませんが、ルークトゥン歌手の中には歌唱力の高い人が沢山います。

それは単純に歌が上手いというだけでなく、発声や音程の確かさはもちろん、表現力が長けている点も含めて、全てを兼ね備えてこそ、そう言えます。

そんな実力のある歌手の中でも、まず真っ先に名前が挙がる歌手と言えばタカテーン・チョンラダーでしょう。

◆タカテーン・チョンラダー(ตั๊กแตน ชลดา)
タカテーン・チョンラダー

これまでも「マイ・チャイ・フェーン・タム・テーン・マイ・ダイ(ไม่ใช่แฟนทำแทนไม่ได้)」や「フェーン・ゲップ(แฟนเก็บ)」、「ヤーク・ペン・コン・ラック、マイ・ヤーク・ペン・チュー(อยากเป็นคนรัก ไม่อยากเป็นชู้)」など多くのヒット曲を持ち、ルークトゥン歌手の中でも特に人気のある彼女ですが、2014年に入ってそれまで以上に活動が活発になってきているようです。

そのキッカケのひとつは、彼女の専属バンドを結成した事でしょう。

◆タカテーンと彼女のバンド「TAN BAND」のメンバー
タカテーン・チョンラダー

かつて、人気のあるルークトゥン歌手は大所帯の楽団を持ち巡業などをこなしていましたが、金銭的な事も含めて維持するのが難しく、今は基本的にはカラオケにあわせて歌うことが多くなっています。

そんな中、あえて自身のバンドを持つという事は、それだけタカテーンが2014年にかけている意気込みが並ではない、ということがヒシヒシと感じられます。

そして、そのタカテーンの本気を目のあたりにする機会がありました。日にちは6月6日で場所はマハーチャイで行われたお祭り。2日前にインリーのコンサートが行われたのと同じ所でした。

◆地域のお祭りとは思えないほどのしっかりとした設備を備えたステージ。
タカテーン・チョンラダー

この日は2日前のような雨の心配も無く、20時半過ぎに始まった前座のステージも問題なく終わり、23時少し前からバンドを従えてタカテーンが登場しました。

噂には聞いていましたが、実際に観てみるとそのクオリティーは想像以上でした。バンドの演奏力の高さもさることながら、タカテーンとのコンビネーションも抜群で、しっかりと歌を聴かせるパートとお客さんを楽しませるユーモラスなパートが上手く配置され、よく練り上げられた構成に感心させられました。

本来だったらお金を取ってもおかしくないほどのステージですが、これを無料で見せてしまうのですから恐れ入ったものです。そういった点からもタカテーンの意気込みが痛いほど伝わってくるようでした。

タカテーン・チョンラダータカテーン・チョンラダー

彼女がこういう形態で活動しようと思ったのは、ロック歌手パーン・ナカリン・ギンサック(ป้าง นครินทร์ กิ่งศักดิ์)との共演がキッカケになったのは想像に難くありません。

大ヒットしたこの曲に参加した事が、タカテーンを新たなステージへと導いたのでしょう。

そして、このコンサートの後も自分はたびたび彼女のステージを目にする機会がありました。6月13日にはスパンブリーで行われたプムプアン・ドゥアンヂャン追悼コンサートで、そして7月5日にはTV番組「チェット・シー・コンサート(7สีคอนเสิร์ต)」と、いずれも割り当てられた時間が短かったにも関わらず、テンションの高い演奏を披露していて、そこからもタカテーンの本気が垣間見られました。

◆プムプアン追悼コンサートでのタカテーン
タカテーン・チョンラダー

極めつけは7月13日にバンコク都内で行われたファン・ミーティングです。

このイベントはファン主催で行われたものでしたが、当然タカテーン本人の承諾が無ければ成り立たないものですし、何よりも本人がこのイベントを楽しみにしていた事が、事前の告知などからも感じられました。

自分もこのファン・ミーティングに参加させてもらったのですが、この日はタカテーン&TAN BANDの演奏はもちろん、タカテーンとファンを交えてのゲームなどが催されたり、何よりも憧れの歌手に近づけるという事で、終始盛り上がったイベントになりました。

タカテーン本人もこれだけ熱心に応援してくれるファンがいる事に感激したようで、自身の心境を語っていた時には感情を抑えきれずに涙する場面などもありました。

◆7月13日のタカテーン・ファン・ミーティング#1にて。
タカテーン・チョンラダー

タカテーン・チョンラダー

どうやらこういった類のイベントは珍しいらしく、単にタカテーンやファンにとっての記念碑的イベントになっただけでなく、様々なマスコミにも取り上げられたようで、ルークトゥンだけでなくタイの音楽業界に於いてもエポックメイキング的なイベントになったのかもしれません。

◆タカテーン・ファン・ミーティングを取り上げた新聞「コム・チャット・ルック(คมชัดลึก)」
タカテーン・チョンラダー

このタカテーン・バンドに影響されたのか、既に他のルークトゥン歌手でバンドを結成して活動を始めた人も現れてきたりしています。

彼女の行動は自身の変革だけでなく、タイの音楽界全体にも影響を及ぼし始めているようです。

これからもタカテーンは高い目標に向かって突っ走っていくに違いありません。当面、彼女の動向から目が離せませんね。

それにしても、実力のある歌手が本気を出すと怖いものです(笑)。

kapiraja
タイ音楽好きが高じて、現在現地調査中。ブログでも情報を発信しております。「タイ式エンタテイメントの楽しみ方」 http://blog.livedoor.jp/kapiraja1968/基本的にはジャンルにこだわっていませんが、どちらかといえばルークトゥン・モーラムに関する話題が多いです。
ゆくゆくは日本でのタイ音楽知名度がもっと上がれば良いと思っています。そして、タイと日本のミュージシャンとの交流がもっと盛んになってくれることを期待しています。

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