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タイで蔓延る3種類の人身売買と被害者保護のパウィナー財団【TVウォッチング】

2016年2月4日 配信

タイで蔓延る3種類の人身売買と被害者保護のパウィナー財団

2016年2月3日夜に放送された、テレビ東京『水曜エンタ「今 知っておきたい 世界のキケン地帯に住む人々」』。AKB48の高橋みなみさんがタイの人身売買の実態の取材のために訪れたのが、女性と子供の人権擁護のための活動を行うNGO団体パウィナー財団。元国会議員でもあるパウィナー・ホングサン理事長(66歳)が語ったこととは?



パウィナー財団は被害者からの相談を受け付けており、ホットライン(1134)には毎日50件もの相談電話があるとのこと。また警察にも一緒に同行して被害者の救出にあたったり、助けだした人をシェルターで保護する活動も行っているそうです。時々ニュースにも映像や写真が出ることがあるので、「あー、あの人達が・・・」と心当たりがある方々もいるかもしれません。

パウィナー理事長によると、人身売買の被害者には3種類あるそうです。一番多いのが売春強要などの「性的搾取」で全体の53%。中には「海外でお金になる仕事がある」と騙して売春をさせる例も少なくないようです。言葉の通じない異国の地でパスポートを取り上げられ、逃げることも出来ずにいる女性が現在もいるのかも・・・。次が「労働搾取」で40%で、工場や農家や漁船などで奴隷のように扱われるのだとか。実際番組に登場した男性は、漁船で2時間の睡眠しか与えられず、食事も残飯のような物を与えられるだけで半年も働かせられたそうで、彼の証言によると病気になったり怪我をしたりで治療が出来ない場合は、生きたまま海に捨てられるのだとか・・・。次は「強制物乞い」で7%。小さい子供や障害がある人に物乞いを強制させるそうで、そのそばでは常に見張りがついて監視をされているのです。番組に登場した足のない男性は、カンボジア人で言葉の通じないタイで物乞いをさせられているのだとか。

人身売買の被害者の割合は女性が7割、男性が3割。幼い子供が被害者になるケースもあるそうで、番組によると、私たちも度々大通りで見かける渋滞中の自動車に花を売っている子供たちも、監視のもとで強制的に労働させられているのだとか。

「微笑みの国」として知られるタイですが、まだ我々の知らない闇の部分もあるのですね。

 

パウィナー財団

pavena foundation for children and women
มูลนิธิปวีณาหงสกุลเพื่อเด็กและสตรี

[ホットライン]
1134
[住所]
84/14 หมู่ 2 ถ.รังสิต-นครนายก (คลอง 7) ตำบลลำผักกูด อำเภอธัญบุรี  จังหวัดปทุมธานี 12110
[電話]
02-577-0499、(携帯)062 560 1636, 098 478 8991, 081 814 0244
[メール]
pavena1134@hotmail.com
[ウェブ]
http://www.pavenafoundation.or.th/

水曜エンタ「今 知っておきたい 世界のキケン地帯に住む人々」(テレビ東京)
2016年2月3日放送 21:00 – 22:48
http://www.tv-tokyo.co.jp/wed_enta/

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