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年明け早々、大事件発生!タイでパスポートを再発行した時の意外な落とし穴!

2018年1月9日 配信

年明け早々、大事件発生!タイでパスポートを再発行した時の意外な落とし穴!

こんにちは、カオサン通りにございます旅行代理店「SawasdeeAngkorTour」の日本人セクションを担当させて頂いております丸山です。

先日、弊社でカンボジア・シェムリアップ行きのバスチケットをご購入頂いた女性のお客様。なんとまだ大学1年生の18歳(檄カワ)!一人旅で年末年始の約2週間、タイにお越しになったそうです。 ご予約の手続きが全て完了した後、他にお待ちのお客様もいらっしゃらなかったので、今回のご旅行で今までどんなルートで廻ってきたか、今後どのようなルートで日本にお戻りになるかと何気なく雑談していたのですが。なんとその雑談中に驚愕の事実が何点か判明してしまったのです!!



詳しい時系列は以下の様な流れ・・

① そもそも、本当は日本⇔シェムリアップの航空券を予約済みだったのだが、空港チェックインの際にパスポートの残り期限が六ヶ月を切っており、カンボジアへの入国が出来ない事が判明したため、飛行機への搭乗を拒否されてしまう。
※もしカンボジアで入国拒否をされた場合、航空会社の責任(費用)でお客様を出発国へ帰さなければならない

② 仕方がないので、空港内で航空券予約サイトで調べてたら、チェンマイ行きの片道航空券が安かったため、即決で購入。っていうか、タイもパスポートの残り期限六ヶ月以上ないとダメなんだけど、なぜかチェックインを通過し、そしてなぜかタイ入国も果たしてしまう・・

③ チェンマイの日本領事館で、新しいパスポートを発行してもらう。 しかしこの時、彼女はパスポートの他にもう一つ受け取るべき大事な物を受取り忘れていたのです・・

④ 年末をチェンマイで涼しく過ごし、年明けにバンコクへ移動。そして弊社にてカンボジア行きのチケットを購入。シェムリアップ到着後に元々購入済みであったシェムリアップからの復路チケットを使い、日本へ戻る・・という予定。

ここで問題! 彼女はこの時点で何点かのミスを犯してしまっているのです!お判りですか?

[答え]
■そもそも、カンボジア行きの往路チケットに搭乗しなかった時点で、復路分の予約も失効していた!なのでわざわざカンボジアに行く必要もないっていうか、行っても飛行機乗れない・・

■パスポートを新しく発行したと言う事は、新しいパスポートには入国時に空港の入管で押した入国スタンプが押されていない! 入国時のパスポートは既に失効している・・と言うことは、入国時に空港の入管で押した入国スタンプも現時点では失効している、と言うことになってしまうのです!

つまり、今の状態でカンボジアに行ったとしても、タイに入国した事実がないため、タイからの出国が出来ない!

滞りなく国境を通過する為には、失効したパスポートから新しいパスポートにスタンプを移植する必要があるのですが、それは当然の事ながら日本大使館や領事館など日本側の管轄ではなく、タイ国側の管轄。 なので、新しいパスポートを受け取ったら速やかにタイの入国管理局に行き、スタンプ移植の手続きを行わないといけないのです。

しかしスタンプの移植には、大使館や領事館で新しいパスポートを受け取る際に、「この人の旧パスポートから新パスポートにスタンプを移植してあげて下さい」という大使館や領事館から入管にあてたレターが必要になるのですが、彼女はそれをチェンマイの領事館で受け取っていなかったのです!職員の不手際なのか、本来は本人が申請するべきものなのかは判りませんが・・ 。

なおかつ、日本大使館のホームページでスタンプ移植の手続き方法に関して調べてみると・・「入管本部又は最寄りの入管支局です。なお、今お持ちの滞在許可の取得または延長手続をとった場所以外では、たとえ本部であっても、手続きすることはできないようですのでご注意ください」・・と書いてあります。 これは、、つまり、、チェンマイの入管に行かないと移植手続きが出来ないって事なのか~!! 御来店頂いた日は土曜日のため、入管への確認の連絡も出来ず・・僕は当然ですが「カンボジア行きのバスはキャンセルしますね」とお尋ねしたのですが、彼女は何を思ったか「賭けで行ってみます!」と高らかに宣言。。超檄カワ。

しかし、いくら顔が檄カワでも、さすがにこの状態で国境通過は無理だと思うナー・・「下手をしたら逮捕とかされちゃうかも知れませんよ?」「万が一国境を通過出来なくても、バス代のご返金は出来ませんよ?」・・と何度も止めたのですが、彼女の決意は固く・・翌朝カンボジアにご出発・・ 。結果は・・当然ですが、タイ出国不可!トンボ返りでバンコクに戻ってきました。

バンコクの日本大使館の場所や行き方などをご案内させて頂き、とりあえずは日本大使館に今後の対応を相談に行かれましたが、その後どうなったのかは残念ながらまだ御連絡頂いておりません。 もしかしたら、パスポートの発行場所がチェンマイの日本領事館なので、レターもバンコクでは発行できないってことも考えられますね・・ 。

国により、入国時のパスポートの残り期限に制限を設けている国が多いです。タイを含め海外旅行をご検討の方は、パスポートの残り期限に十分お気をつけ下さい。

また、タイにお住まいの駐在員の方などで、リエントリーパーミット(再入国許可証)の存在をご存じない方が意外と多いです!

タイにノンイミグラントビザ(ビジネスビザや家族ビザ、学生ビザ等)でご滞在の方は、タイ出国前に必ず再入国許可証を取得して下さい。再入国許可証を取得せずに出国してしまった場合、再入国の際そのノンイミグラントビザは無効となり、ノービザ入国となってしまいますので、十分にお気をつけ下さいませ。

年明け早々、大事件発生!タイでパスポートを再発行した時の意外な落とし穴!

「入国スタンプ」とは、指で示している四角いスタンプの事です。僕はビジネスビザなので滞在許可が長いですが、旅行者の方などノービザ入国の場合は30日ですのでお間違えないようにお気をつけ下さい。ちなみに、ページの左下に少し写っているのが、リエントリーパーミット。滞在許可期間中に一回のみの出国であればシングル1000バーツ、タイ以外への海外出張が多く、複数回の出入国を予定されている場合はマルチプル3800バーツ。 4回以上のタイ出国の場合は、マルチプルを取得されるのがお得ですね!

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