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第197回 歩みはライバル達と共に… -U-12, 10 INFINITO CUP-

2014年8月5日 配信

2014年8月5日掲載

「夢追い人」のタイサッカー珍道中

8月2日土曜日、”U-12, 10 INFINITO CUP”8 人制のサッカー大会を行った。Bangkokで”本帰国する仲間と最後に目指すための大会”として先に中学生大会を開いてきたが、今回は小学生のための第1回大会となる。とにかくBangkokのサッカー事情を盛り上げて行こうと日系のチームに”出て下さい”と呼びかけ、多大なるご協力をいただいた。U-12には6チームが、U-10には4チームが集い頂点を目指して熱戦が繰り広げられた。そして沢山の方々が会場に足を運んでいただき、選手達の後押しをして頂いていた。

U-10のカテゴリー、INFINITO は3位という結果に終わった。このチームには昨年度の”最強3年生チーム”という呪縛がある、本当にこのチームは強かった。しかしここから7人がチームを去り学年が上がり4年生となると共に残された3人の選手達は結果が残せない現実に「もう一度”最強3年生チーム”のように…」と必死に練習に励んでいた。今回は大事な初戦、シュートの雨を降らせ続けるも1点が遠く落としたことが尾を引き決勝には残れなかった。しかし3人の選手達と唯一2年生ながら”最強3年生チーム”でプレーしていた選手の4人がチームを引っ張る姿を見て…もうこの呪縛から開放されても良いのかなと感じた。”最強3年生チーム”を再現するのではなく、選手個人個人で自立し上のカテゴリーの選手達に戦いを挑みポジションを奪っていく考えのもと、これからサッカーに取り組んでいって貰えればと思ったね。

U-12のカテゴリーでは、大会数日前に1チーム欠員が出た。先月行われたフットサルの大会で”6年生チーム”は準優勝、”5年生チーム”は3位という成績、両チームは準決勝で顔を合わせPK戦まで縺れ込む死闘を繰り広げていた。練習は一緒に行っていたが、試合等はあえて融合させずに良きライバル関係を保つことで”こいつらには負けねぇ”と意識させ切磋琢磨させてきた。「出場チームは1チーム、5.6 年生と分けずに登録の13名を目指して練習からアピールすること」。特にここ1ヶ月本当に密度の濃い内容の練習が選手達の高い意識のもと、出来ていたと思う。だから大会5日前の練習時にみんなにこう投げかけた「U-12の大会にキャンセルが1チーム出た。俺は1チーム出場で充分だと思っている。だけどみんなは2チーム、それぞれ”6年生チーム”&”5年生チーム”で臨みたいと思っているのだろう!? だったらこれから紅白戦をするから自分達で考えそれを表現して”このチームで戦いたいんだ”というものを見せてくれ。それが伝わってこなかったら1チームで行く」。この日の紅白戦は本当に激しく熱かった。結果的には”6年生チーム”が全勝したんだけど、試合開始1分で「あぁ、2チームエントリーしてやろうかな」と思わされたね。ただし「大会中両チームが対戦となった場合、コーチはどちらのチームも指揮しない。自分達でスタメンを決め、自分達だけで戦え」という条件を添えて…。

この両チームは準決勝で顔を合わせた。INFINITO では中学生Top Teamも含めて全てのカテゴリーで「攻守の切替えを早くしたボールも人も良く動く…そしてゴールへ仕掛けるサッカー」を実践させている。これは他のカテゴリーの選手が上の学年の試合で出場チャンスを掴んだときに力を発揮出来るようにという狙いと、”日本に帰ってからもやり合えるように…チーム戦術というかサッカーのセオリーを身に付けさせ、あとはそれぞれの個性を伸ばしていって貰いたい”という考えから。試合の方は同じスタイルのチームが対戦、凄ぇスリリングで熱い戦いを繰り広げてくれた。”混戦を気持ちで押し込んだ5年生チームの先制点””試合終了間際にねじ込んだ6年生チームの執念のFK” … 俺がINFINITOで指導を始めてから今までで、1番のbest Gameだったね。PKの時にはもぅ俺、陰に隠れて涙ぐんでいたからね。

結局この試合は” 5年生チーム”が制した。PKを外して泣きじゃくる選手に対して「堂々と誇れる試合をしたんだ。胸を張ろうぜ」と云いに行ったんだけど、俺って涙腺が緩いから…気の利いたことも言えず、選手達と一緒になって泣いてしまったという大失態。”5年生チーム”はね、実は昨年4年生時に前述の”最強3年生チーム”に相当プレッシャーを掛けられていたんだよね。「あいつら(3年生チーム)に負けたくない」、”どうしたら良いですか”とSoccer Noteに書いてきた選手もいたからね、下の世代の成長に焦っていたんだろうね。

決勝の相手はBSS、俺たちINFINITOの中学生TopTeamは常に目標にしてきたチームであり、前述のフットサル大会でINFINITOを蹴散らし優勝をさらったのもこのチーム。でも彼らもそのフットサル大会で前回&前々回とINFINITOに挑んでは散り、やっと戴冠を果たしたという経緯があったみたい。要は本当に良きライバル関係だよね。この決勝戦、どっちに転んでもおかしくなかった内容で、たまたまSUPER GOALがINFINITO U-11 Teamに生まれこれが決勝ゴールとなった。大会を通じて選手達に成長を感じられたし、これからもライバル達と競い合って何処までも成長の階段をここタイで登り続けて行って欲しいと改めて思ったね。U-15 INFINITO Cup同様U-12, 10 INFINITO Cupの価値を選手達が高めてくれたことに感謝したい。

「夢追い人」のタイサッカー珍道中

  俺、優勝して胴上げされるの夢だったんだよね。”夢追人”の夢、選手達が叶えてくれました。中学生大会も含め、予想以上に高いレベルで繰り広げられる試合を目の当たりにし、本当に大会を開いて良かったなと…少しはBangkokのサッカーを盛り上げる活動が出来ているのかなってね。閉会式の挨拶時に涙ぐんでしまったのは、こんな感情が湧き上がってしまったからなんだけど…まぁ、格好悪かったよね。

更にこんな夢まで叶えることが出来ました。選手達にこの恩をこれからも”熱く…熱苦しい”指導で返していきたいな。

「夢追い人」のタイサッカー珍道中


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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