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第178回 「第1回 U-15 INFINITO Cup」を終えて…

2014年3月14日 配信

2014年3月14日掲載

第178回 第1回 U-15 INFINITO Cupを終えて…

 俺が指導に携わった頃、フットサルの試合が行われINFINITOの中学生は0-27で負けたと聞かされた。15分ハーフの試合、「1分に1失点をし続けたということか…野球じゃねぇんだし」バンコクでは日本人のチームが学年が上がるにつれてタイやインターのチームに勝てなくなると聞いていたけど、実際にこの惨敗の報に触れ相当なショックを受けた。

 中学生をINFINITOサッカースクールのトップチームとして位置づけ、強化を始めたのがこの時期、昨年の6月頃であった。上記の惨敗を喫したチームはASCOTというタイの強豪チームであり年代別の代表選手を抱える。このチームとは何度かその後対戦をしたが、1回しか勝てなかった。徐々に点差は縮まってきたし崩して得点を奪うまでになってきていたが…ちなみに1回だけ勝てたのは、不戦勝という(苦笑)。

 「1年で日本人チームのNo.1へ、そしてタイの強豪チームの仲間入りをする」という目標を掲げ、本当に厳しい練習を選手達には課してきたし、時間の都合をつけさせ練習時間も増やさせた。ちょっと時期は早いかなと思ったのであるが、自分達の力を試す場を設けたい…更にバンコクでハイレベルなサッカー大会を開催したいと考えて開催に至ったのが3月8日(土)に行った”U-15 INFINITO Cup”だった。要は本帰国する選手達が多いこの時期、最後にNo1を決めようじゃねぇか!!ってことなんだよね。

 バンコクは大都市で日本人対象のサッカースクールは多数ある。だから今回は全ての日本人チームに出て貰いたかったんだけど、まだまだ各スクール間同士で”一緒になってバンコクの日本人選手達を強化していこう”という方向を向いていない。実際選手達は出たがっているのに不参加だったチームもあった。俺の働きかけがまだまだという事なのであろう。

 今大会は日系のチーム、タイのチーム、インターのチームと強豪チームが集まり予選から非常にハイレベルな戦いとなった。優勝したのはBSS、中学2年生中心のチームで正直「日本人チームが優勝してくれたこと、こんなにもハイレベルなプレーが出来る日本人チームが存在すること」に驚き、嬉しかった。それとともに準優勝したASCOTを最初に破るのはINFINITOだと思っていたから、悔しくもあった(結局INFINITOは準決勝でASCOTに0-1で敗れ、3位決定戦で勝利を納め3位となった)。

 このU-15 INFINITO Cupは本帰国時期である3月と7月の年2回開催を続けて行けたらと考えている。更に全日本人チームが参加してくれたらと思うね。我が中学生チームの「日本人チームのNo.1へ、そしてタイの強豪チームの仲間入りをする」という目標はこれからも変わらない。新たに「U-15 INFINITO Cupを取り返す」という至上命題を掲げ大会3位の余韻もそこそこに新たなるスタートを切り始めている。


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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