タイランドハイパーリンクス:タイ旅行やタイ生活とタイエンタテインメントのポータルサイト

第86回 タイ草サッカーが熱い!!

2013年1月15日 配信

2013年1月15日 掲載

「夢追人」のタイサッカー珍道中

 引退してからあまりボールを蹴らなくなった。しばらくはサッカーから離れて身体を休めたいと思ったから。でも…正直太ってきた、娘に「たっくんのお腹恰好悪くなった」何て言われては気にしない訳にはいかないというもの。でももぅストイックに自分を追い込むようなサッカーは出来ないと思っている。だから友人に「キャッキャ言いながら球蹴りをしたいっ」と子供のようなリクエストをした。
いくつかのクラブに顔を出して一緒に身体を動かさせて貰っている。土日は子供達の指導に時間を割きたいから必然的に平日に練習しているところとなる訳だが、これが結構バンコクではタイ人はもちろんの事、日本人や西洋人まで本当に色々な場所で夜遅くまでボールを蹴っている選手達、クラブがある事に驚いた。
ラチャダーにあるHappyFCという住居にサッカーグランドを持つ面白い場所がある。ここはフットサルコート、7人制コートを合わせると15面はあると思うのだが、平日の夜にも関わらず全部のコートが毎日ほぼ埋まっている状態。決して交通の便が良い訳では無い、最寄りのMRTの駅まではバイクタクシーで15分程かかる。が、続々と選手達が集まってボールを蹴り合っている。15面でざっと1面15人が利用したとして…225人がHappyFCに集まっている事になる。超熱いんですけど、タイ草サッカー。
日曜日の夕方、以前から熱心に誘っていただいている某チームが平日のリーグ戦に向けて紅白戦を行うというので参加した。フルコートで天然芝、選手時代の当たり前の環境がこの日はやけに贅沢に感じられた。人工芝のコートもさて置き、天然芝のコートが街に多く分布しているのがタイの特徴。もしかしたらサッカー環境は日本に負けていないのかもしれない。紅白戦にこのクラブは何と30人以上の選手が参加、20代前半から60代まで年齢層は様々…だが、みんな凄い気持ちを込めてボールを追っていてちょっと感動した。
“ボールを蹴る事が楽しい”という感覚、”やるからには全力を出して勝ちに行く”俺は失いかけていたもの、でもスポーツに携わる者として決しては忘れてはいけない熱いハート、8カ月ぶりのフルコートでの試合でちょっと眼が覚めた気がした。
「激しくボールを取りに走り回らなければ勝てねぇぞっ」「気持ちを込めてプレーしろやっ」なんか現役時代に後ろから選手を鼓舞するのに俺が使っていた言葉が至るところから聞こえてきて嬉しくなった。そうなんだよね、J2から地域リーグまでを経験した自分の自論なんだけれど、レベルの差は”プレッシングの時の相手との距離”だと思うんだよね。自分では(プレッシャーに)行っているつもりなんだけど、ボール保持者はプレッシャーを感じていない…ようは相手との距離が下のカテゴリーに行けば行く程空いて来るんだよね。W杯フットサルの”ブラジルvs日本”で右利きの選手が多い日本に対してブラジルは常に左足方向に追い込んでボールを奪取し続け、日本に1試合を通して何もさせなかったのに似ているかも…。
俺はプロ選手だったから、1年半はこのチームで公式試合には出れないみたい。だけど、自分達で「ああでもない、こうでもない」と試合途中や試合後に意見をぶつけ合う選手達を見て、子供達には当然の事だけど、大人達にも自分の経験を伝えていくのも今まで自分の選手生活を支えてくれた人達に対する恩返しなのかなぁとも感じた。あぁ、そうそう…太らずに動けているうちにね!!


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

新着記事

タイでバイきんぐ西村が過酷なインスタ旅「陸海空 こんな時間に地球征服するなんて」
2017年のキンジェー(菜食期間)は10月20日から28日まで
ラブレター(Love letter)
放課後プリンセス・小田桐奈々 タイ・サムイ島で撮影の写真集「white.」発売
千葉大学がタイ・マヒドン大学にバンコク・キャンパス開所
タイで美白歯みがき剤「アパガード」販売開始