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第55回 家族に会えずにギブアップ!?

2012年10月6日 配信

2012年10月6日 掲載

「夢追人」のタイサッカー珍道中

 1月のトライ期間を終え2月に再度タイに来た時は、チームが用意したテレビや冷蔵庫が無い田舎のワンルームでの生活を余儀なくされた。(初代)代理人には「チームは家族のケアを考えているし、家もちゃんと用意する」と言われたからタイに再度来たんだけど、実際は全く話が通っていなかった。だから3月頭には「家族を日本から呼ぶから…」と口酸っぱく代理人に言っていたのに、予定より一ヵ月以上経っているのに家族を呼べないでいた。

 インターネットも繋がらず、家族とは3日に1回位の国際電話での会話を毎日楽しみにしていた。でも電波が悪くて途中で切れる事がしょっちゅうあった。代理人の説明では「来タイして一ヵ月でVISAが取れるから、そしたら家族は“家族VISA”でタイに楽々来れますよ」って事だったんだけど…もう2ケ月も経つのに自分のVISAすら満足に取得できていない。毎日のように言葉に不自由しながらもチームに「VISAの事をやってくれ、家を用意してくれ…家族を早く呼びたいんだっ」と懸命に訴えたんだけど何も変化が生じない。家族は不安になるよね、いつしか楽しみだった電話で喧嘩ばかりするようになってしまっていた。

 「もう自分で家を探すから、いくらまで負担してくれるのか聞いてくれっ!?と代理人に毎日のように聞いていたんだけど、「今聞いていますから…」とか「良い物件があるみたいですよ」とか濁されてしまう。今思うと適当にあしらわれてたなぁって…。いくら待ってても埒が明かないし、吏臣が2歳になると(当初はチームが払うと言っていた)飛行機代も高くなるので、強行的に呼び寄せる事にした。

 休日を使って自分で家をスクンビット界隈で探し出し、家族が来タイする1日前に引っ越した。ホテル宿泊付きのエアチケットが安いという事で、お義母さんも一緒に来タイしたので数日ホテルに宿泊するという。ネットが繋がらなかったから電話でホテルの名前を聞いて、ネットカフェで場所を調べておいた。

家族来タイ当日。練習が16時から…家族がタイに着くのが16時半という事で、代理人にタクシーのチャーターを依頼、空港に迎えに行って貰った。最初「電車に乗って貰えば!?」と言った代理人に呆れて言葉を失った。タクシードライバーはちゃんと『ITO’s Family』と書いたプラカードを掲げていたみたい。

練習帰り、いつもはローカルバスを使っていたんだけど、この日は特別タクシーでホテルに向かった。タクシーの中から家内に電話を入れたんだけど繋がらない。代理人に電話して無事ホテルにチェックインした事は確認出来た。

センチュリーホテルに着いて拙い英語で『家族がチェックインしているはずなんだけど…』とフロントに尋ねながらも、”格安航空券に付いていたホテルにしては随分高級感があるなぁ”と思った。実際そこのホテルは4つ星だったみたいで、案の定「ご予約の欄に名前はありません!!」と冷たくあしらわれてしまった。

とりあえず家内と自分の実家に電話して宿泊ホテルを聞いていないか確認の電話をするも出て貰えなかった。 再度代理人に電話したところ、「ホテルをバイクタクシーに説明してあげます」というので、バイクタクシーを捕まえて説明して貰った。“やっと、やっと会える”来タイしてからの苦労と練習の疲れ、直ぐに家族に会えないもどかしさでバイクタクシーに乗りながら不覚にも泣きそうになっていた。

ところが着いた先は”Maxx Hotel”。いくらなんでも”センチュリー的なホテル名”と”Maxx Hotel”は聞き間違えないでしょう!!と思いながらチャックインしているか確認したところ、案の定していないと言う。こうなったらもう恥も外聞もない。ホテルのロビーで堂々と地図を広げて”センチュリー的な名前のホテル”を片っ端から探し始めたんだけど…見つけられず。駄目もとで双方の実家に再度電話するも繋がらない「ここのホテルにもチェックインしていないんだけど…」ほんと泣きながら代理人に電話した。そしたら恐ろしい一言が…「おかしいなぁ、それじゃあチャーターしたタクシーのドライバーに確認してみますね」だって。じゃあ”Maxx Hotel”はどこから出て来たんだよっ(怒)!!

代理人が「分かりましたよっ」と電話してきたのでタクシーを捕まえて運転手に説明してもらい、いざ再々出発。タクシーで移動中に念願の家内からの電話「ねぇ、今何処にいるの???」…「いやいや、あなた達が何処にいるの???」と思いながら「もぅ着くから待っててね!!」って無理に明るく振る舞った。父親からも折り返しの電話が掛かってきた、「なんだ、そんな事も分からないのか???ケケケケッ(笑)」正直イラッとした、国際電話で馬鹿にしやがって…。

何だかタクシーの運転手が自信なさそうに連れて来た先が”Prove Ratchada Hote”。そういえば“Ratchadaって言っていたようなぁ”と思いフロントに「伊藤恭子が宿泊していませんか、私のWifeです」と訪ねるも…………なぜか「中畑清子さんですね」との回答、…“ん!?誰ですか、それ???”結局ここのホテルにも居なかった。

家族探し(ホテル巡り)を始めて2時間が経過した。「キョン(家内をこう呼んでいます)、おら何処かわからねぇよ…」と電話でギブアップ宣言。「はぁ」とため息交じりに顔をあげた…ら”Centric Ratchada Hotel”と燦然と輝く看板がっ!!「おぉ、”センチュリー”じゃなくて”Centric”!!!」。

そんなこんなで家族と再会するのにも夢追人は珍道中をしていたのであった。


伊藤琢矢(いとたく)

アマチュアに拘りプレーを続けた20代。33歳でのプロ契約を期にJリーガーを目指す事に。大宮・岡山・北九州とJリーグ昇格に携わり、自身は36歳でJのピッチに立った。2011年よりタイに活躍の場を移した「夢追人」。
いとたくブログ『夢追人』
Regista in Thailand

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